グルメブーム時代、男子高校生は漫画で味を妄想―ゲストHAKUEI

ロングセラー『大人の肉ドリル』につづき、著書『新しい卵ドリル』が大好評!
フードアクティビストの松浦達也さんが、「食」を取り巻く最新事情をその道のスペシャリストとともに、爆笑と真剣の間で語り合う対談コンテンツ。ゲストにヴィジュアル系バンド、PENICILLIN(ペニシリン)のHAKUEIさんを迎えての第4回は、人気グルメ漫画『美味しんぼ』のメニューを味わいます!

一品目:「半熟卵のトリュフソース」(究極のメニュー)

HAKUEI ちょっとこれ、ヤバイですね! どうしてトリュフと卵はこんなに合うんだろう……。

松浦 卵黄とフォンドボーとトリュフに生クリームって組み合わせが、本当もうパーフェクト。

HAKUEI しかも材料も普通の卵に缶詰のフォンドボートリュフもパウダーで生クリームもスーパーで売っているものそれでこの味になるのはすごいですねこれかなり感動します

松浦 そういえば今回の企画、最初にHAKUEIさんに相談したとき、「『美味しんぼ』のあれ、やりましょうよ」って言われて、久しぶりに初期の作品を読み返してみたんです。

HAKUEI 『美味しんぼ』が始まった当時ってバブル景気真っ只でグルメブームに湧いていた頃ですよね東京にもイタリアンなどそれまでになかった飲食店が次々に……といっても当時我々は高校生だったから実際にそうしたブームに触れていたわけじゃありませんけど

松浦 高校生にとっては、グルメブームなんてテレビのなかのできごとですよね。日常で僕らに関係あったグルメなんて、下北沢にあった100円のラーメン屋やたこ焼き屋くらい。『美味しんぼ』を読んで「『半熟卵のトリュフソース』ってどういう味だろう……?」って首をひねってもキーアイテムのトリュフの味も知らないからわからない(笑)。

HAKUEI 『美味しんぼ』って分量こそ描かれていませんけど料理に使う素材や手順はわりと描きこまれていますよね半熟卵のトリュフソース」は主人公の山岡が携わる「究極のメニュー」側の一品目でした

松浦 ところが海原雄山が出した「至高のメニュー」の「初卵の卵黄の味噌漬け」に一度は敗れそうになって。

HAKUEI 海原雄山も頭の上がらない唐山陶人の「待った」がかかり半熟卵のトリュフソース」のレシピを改変して引き分けに持ち込んだんでしたっけ

松浦 えーと。ちょっとKindleで見てみましょうか。あ、やっぱりそうだ。今回再現したのは最後に引き分けに持ち込んだバージョンですね。

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たまごはん/にくごはん

松浦達也

人は肉によってのみ生きるものではない。もちろん卵によってのみ生きるものでもない。誰かと交わす、ひとつひとつの言葉によって生かされるのだ――。と誰が言ったか言わないか。食べるも口ならしゃべるも口。酸いも甘いも卵も肉も噛...もっと読む

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コメント

marekingu #スマートニュース 約2年前 replyretweetfavorite

babakikaku_m cakes、PENICILLINのHAKUEIさんターン4回め、更新されてました。昔の『美味しんぼ』についても、(やんわりと)あれこれお話しております。次回は5日(木)10時公開予定!(一気に加速) https://t.co/kC62yZ6gaH 約2年前 replyretweetfavorite