・「資格」よりも「場」を優先する日本人
「不寛容社会 - 「腹立つ日本人」の研究 - (ワニブックスPLUS新書)」では、日本人が人間関係に苦しむ理由を分析していますが、今回の記事はその抜粋です。
文化人類学者の中根千枝氏は、「タテ社会の人間関係 単一社会の理論」(講談社現代新書)において、ビジネスの場でも私生活の場でも、日本人は、その人の「資格」よりも「場」を重視すると指摘しています。
「資格」というのは、その人の技能や経験のことで、仕事の上では相手が「個人としてどんな人間か」とうことです。「場」とは、「どこに所属しているか」と意味で、これは、所属している会社を意味します。
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