セックスに関する意思表示について
今回のテーマは「セックスはしたいが、自分から積極的に誘うのは嫌」だ。
したいぜ、セックス。
おそらく、そんなにしたくない人もいると思うが、そういうテーマなので、したくない人も今回はヤりたくてヤりたくて震える、ぐらいの気持ちで読んでほしい。
セックス、人類史始まって以来他の追随を許さない娯楽、ラスベガスであり、ディズニーランド、今風に言えばジャパリパーク、言えば言うほど怒られる率が上がるのでたとえはここまでにするが、とにかく楽しいことには違いないはずだ。
しかし「世の中にたえてセックスのなかりせば人の心はのどけからまし」と古今和歌集に描かれている?通り、「セックスさえなければこんなことには」みたいな気分で、荒野に立ち尽くすこともしばしばだ。つまり時として人はセックスに振り回され、消えぬ傷や黒歴史を背負ってしまうのである。
なぜ積極的に誘いたくないかというと、まず、恥ずかしいという気持ちがあるのではないか、女性の場合、女からこういうことを言うのははしたないのでは、という気持ちもあるのではないかと思う。日本人は諸外国に比べ、性に関してクローズ(不良がいっぱい出てこないほう)だと言われている。そしてセックスについてオープンに話し合えない関係はいいものではないとも言われている。
確かにセックスに関しはっきり意思表示できないのはよいことではないし、「察せ」としか思えない、中年の寝起きの視界のごときボヤけた性教育を子供にするのは、逆に奥ゆかしくない結果を生むだけだ。