ソクラテスが「無知の知」にたどり着いた経緯にズッコケる。

ついに、聞いたことがあるような哲学者「ソクラテス」が登場。彼に登場によって、「倫理の崩壊」が起こった古代ギリシアはどうなっていったのか? 書籍『(推定3000歳の)ゾンビの哲学に救われた僕(底辺)は、クソッタレな世界をもう一度、生きることにした。』より特別連載。

無知を認めないかぎり、あなたはそれ以上変われない

先生 ソクラテスは紀元前469年頃の生まれであるから、まさに相対主義が古代ギリシアを席巻し、倫理が崩壊していくさまを見ておった。そこで彼は「このままではいけない。人の営みは決してバラバラで良いはずがなく、我々には共通で普遍的な規範があるはずだ」と考え、ソフィストたちに真っ向から異を唱えたのじゃ。

ひろ ほお〜〜。ソクラテスもやっぱり本を書いて思想を伝えたんですか?

先生 いや、ソクラテス自らは著書は残しておらん。じゃが弟子のプラトンが師の言動を記録しているため、我々はプラトンの書物からソクラテスの思想を知ることができるのじゃ。

ひろ ふむふむ。それで?

先生 ソクラテスは特に倫理的な事柄に関して、相対主義を否定した。人間は好き勝手に生きるのではなく、不変で共通の「善いもの」を目指して生きるべきだと主張したのじゃ。そして、その共通の「善いもの」を明らかにするためにソクラテスは全力を尽くした。

ひろ それは僕も賛成です! みんなに共通する「善いもの」の基準があった方が、争い事がなくなりそうですもんね。僕たちは宇宙船地球号の乗組員として、美しい歌を合唱するために善い指揮者が必要なんです!

先生 なかなかおまえも理解が早くなったのう。

ひろ 恐縮です。それで、ソクラテスが見つけた「善いもの」はなんだったんですか? 宇宙船地球号の乗組員を指揮してくれる、共通の善とはなんなのでしょうか!?

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ゾンビの哲学」に救われた僕は、クソッタレな世界をもう一度、生きることにした。

さくら剛

さくら剛の超・哲学入門! 「とっつきにくくて、わかりにくい」、「でも、人生の役には立ちそう」。本書は、そんなやっかいな哲学を「冴えない青年“ひろ”が、古代ギリシア生まれの哲学者“ゾンビ先生”から学んでいく物語」です。哲学とは? この世...もっと読む

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