「背が高かったら嫌味な人になっていたかも」
いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。
先日、あるお店で妻と飲んでたら、ちょっと面白い男性と知り合ったんですね。彼は一人で飲んでたんですが、話に入ってきたら会話の引き出しも多いし、ユーモアのセンスもあるし、帰り道の途中妻に「面白い人だったね」って言ってしまいました。
そしたら妻が、「面白い人だったけど、服とか靴とか持ってるものとかがすごくこだわりがあったでしょ。あの人、背が低かったからああいう印象だけど、もしあれで背が高く生まれてきたらちょっと嫌みな人だった可能性もあるかな」って言うんです。
ええと、ぼくたち男性にとって、身長って高いか低いかって大問題ではありますが、その身長の違いによって、性格の違いが出てくるなんて考えたこともありませんでした。さらにその違いを、微妙に女性は感じ取っているんだということを知り、僕はびっくりしてしまいました。
もちろん、身長の高い人で謙虚な良い人はたくさんいるし、身長の低い人で傲慢な人もたくさんいると思います。でも、身長のことが、男性の自意識のどこかに常にひっかかっていて、それが女性の前に出た時に微妙に何かが表現されてしまうんでしょうね。さらにうちの妻みたいな人には、それがちょっと気になったりするのでしょう。
そんなことを思っていたら、ペヤンヌ・マキさんの『女の数だけ武器がある』でこんな文章を見かけました。
根拠のない自信を持った男ってたまにいますよね。顔がいいわけでも地位があるというわけでも金を持っているわけでもないのに、なぜか自信満々で偉そうな男。どこからそんな自信がわいてくるの?
そんな疑問に対して「根拠のない自信を持っている男はみんな巨根」という説を唱えるSちゃんという子がいました。