おまえ、この男のホースを使ってチン火してたのか!」

子育ては、この世で一番ハードでクリエイティブなワークだ! 無頼のハードボイルド作家である樋口毅宏さんが、いつのまにか専業主夫になってしまった男の子育て日記『おっぱいがほしい』を特別掲載します。 美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまを〝満足させ〟つつ、あらゆる家事と育児を「完璧に仕切る」ファンキーな毎日のはじまりです。

2016年8月27日

 一文かずふみを託児所に預け、夫婦でリリー・フランキーさんのトークイベントを観に行った。

 もともと妻はリリーさんのファンで、僕と出会う前に週プレの人生相談に出たことがあるほど。ちゃんと付き合う前に読ませてもらったが、酷い内容の記事だったと記憶している。確か「六年間付き合った彼が、私と別れた直後に友達と結婚してショック。ヤケになってその後ヤリまくった」って話だった。

 で、またやってくれましたよ三輪記子。イベント会場である旅館、銀閣の玄関に入った途端、ロビーで見つけた若いマッチョに反応。

「おまえ、まさかまた」

 僕と付き合う直前までハメまくっていたセフレの消防士だった。

 ロビーで嬉し恥ずかしの再会。おいおい。

 僕も負けてない。消防士を指さし、

「おまえ、この男のホースを使ってチン火してたのか!」

 あまりのくだらなさに、書いてて自分でも呆れるが、もっと呆れるのはこの女だよなあ。

 妻の男友達の倉沢さんが、三百人は入ろうかという大広間のど真ん中、最前列を確保してくれた。

「初めまして。ありがとうございます。ところで妻とヤッたことがありますか?」

 怪訝な顔をされる。

 事前にアンケート用紙が配られたので、

「妻がヤリマンで困っています」と書いたところ、さっそく読まれた。

 リリーさんが苦笑する。

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おっぱいがほしい!—男の子育て日記

樋口毅宏

子育ては、この世で一番ハードでクリエイティブなワークだ! 無頼のハードボイルド作家である樋口毅宏さんが、いつのまにか専業主夫になってしまった男の子育て日記『おっぱいがほしい』を特別掲載します。 美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏...もっと読む

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