1996年8月盛夏
どんなに眠くても朝八時半に起きて連れていくことに慣れてきた。
連絡ノートがあり、保育士さんとやり取りしている。
親側は毎日、子供のその日の体温、機嫌を良・普・悪から選び、睡眠時間、排便の状態と回数、前夜と早朝にミルクをどれぐらい飲んだか、迎えの予定時間、連絡欄にメッセージを書き込んでお渡ししている。
感心させられるのは、こちらが連日、連絡欄に何を書くか、ネタに困り、下手くそな字で書き殴っているのに対して、保育士さんのほうは、最低でも五行以上、しかも丁寧な字で、親を安心させ、なおかつ気を引く内容を綴られている。