2016年6月5日
さあまた愚痴るぞ。
おかげさまで妻は松竹芸能所属タレントとして、テレビによく呼ばれる。木曜朝のTBS「ビビット」と火曜夕方の大阪ABC「キャスト」がレギュラー。月に二回はTOKYO MXの「モーニングCROSS」。他にもフジテレビの「ネプリーグ」で東大チームの一員として出させてもらっている。
朝の生放送がある日は前夜から東京入り。夕方までに収録が終わる仕事は日帰りというスケジュール。
土日は保育園が休みなので、妻のテレビ仕事が入る日は、僕が一日中一文の世話をすることになる。
他のことがしたくてもナーンもできない。
もう慣れっこのはずなのに、自分でもわけがわからないぐらい疲れてしまう日がある。人間だもの。オヤジだもの。
収録が終わったら脇目も振らずに帰ってこいとは言わない。付き合いもあるだろうし。
だけど妻が帰宅しても、こちらの人間ができていないから、ブスッとしてしまうときがある。一文を預けたらとっととひとりで外に出たいのに、「怒っているの?」と訊かれると、さらに炎上してしまう。
あーもー、育児でクタクタなのは一目でわかるだろうから、そんなときまで笑顔を求めないでくれー。気持ちはわかるけど、できないものはできないのだ。
「どんなに疲れていても帰ってきたら笑顔で迎えろ」は、あなたの大嫌いな男根主義者とどう違うのか(本書二度目のフレーズ)。
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