どんなに疲れていても帰ってきたら笑顔で迎えろ」だと?

子育ては、この世で一番ハードでクリエイティブなワークだ! 無頼のハードボイルド作家である樋口毅宏さんが、いつのまにか専業主夫になってしまった男の子育て日記『おっぱいがほしい』を特別掲載します。 美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまを〝満足させ〟つつ、あらゆる家事と育児を「完璧に仕切る」ファンキーな毎日のはじまりです。

2016年6月5日

 さあまた愚痴るぞ。

 おかげさまで妻は松竹芸能所属タレントとして、テレビによく呼ばれる。木曜朝のTBS「ビビット」と火曜夕方の大阪ABC「キャスト」がレギュラー。月に二回はTOKYO MXの「モーニングCROSS」。他にもフジテレビの「ネプリーグ」で東大チームの一員として出させてもらっている。

 朝の生放送がある日は前夜から東京入り。夕方までに収録が終わる仕事は日帰りというスケジュール。

 土日は保育園が休みなので、妻のテレビ仕事が入る日は、僕が一日中一文の世話をすることになる。

 他のことがしたくてもナーンもできない。

 もう慣れっこのはずなのに、自分でもわけがわからないぐらい疲れてしまう日がある。人間だもの。オヤジだもの。

 収録が終わったら脇目も振らずに帰ってこいとは言わない。付き合いもあるだろうし。

 だけど妻が帰宅しても、こちらの人間ができていないから、ブスッとしてしまうときがある。一文を預けたらとっととひとりで外に出たいのに、「怒っているの?」と訊かれると、さらに炎上してしまう。

 あーもー、育児でクタクタなのは一目でわかるだろうから、そんなときまで笑顔を求めないでくれー。気持ちはわかるけど、できないものはできないのだ。

「どんなに疲れていても帰ってきたら笑顔で迎えろ」は、あなたの大嫌いな男根主義者とどう違うのか(本書二度目のフレーズ)。

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おっぱいがほしい!—男の子育て日記

樋口毅宏

子育ては、この世で一番ハードでクリエイティブなワークだ! 無頼のハードボイルド作家である樋口毅宏さんが、いつのまにか専業主夫になってしまった男の子育て日記『おっぱいがほしい』を特別掲載します。 美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏...もっと読む

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コメント

ashitashoujo 疲れているときに、「笑顔」を求められるのがつらいのは、誰も一緒ですね。 https://t.co/MkkH0vYXCY 約3年前 replyretweetfavorite

gusuko_midori 本当に、男とか女とか、関係ない問題なんだなあ。→ 約3年前 replyretweetfavorite

cucciolo_rs16 主夫大変だなぁ https://t.co/3mOGz9cWh7 約3年前 replyretweetfavorite