仕事で限界を感じたら、パリに行くのもありかもよ?

今回の「パリジャン十色」は、日本でバリバリ働いていたものの、35歳で女性ゆえのキャリアの壁にぶつかり、海外へ渡った日本人女性をご紹介します。彼女が壁にぶつかったときの心境、そして、やりたいことを仕事以外に切り替えた彼女は、海外でどんな経験をしたのか、中村さんがインタビューしていきます。

40代、元バリキャリ女性にインタビュー

十人十色な生き方があっていい。パリジャン十色では、その具体例を知ってもらえたらと、パリに住む日本人女性のインタビューをつづけています。

日本で仕事をしていたごく一般的な女性が、あるキッカケでパリにやってきて、どんな生活をして、どんな自問自答をして、自分の人生の選択をし、生きているのか……? 今回は、日本でバリバリ働いていたキャリアウーマンが、30代半ばでとある限界を感じ、日本と仕事を離れて海外生活をスタートさせた体験談です。

この体験を語ってくれた40代前半のBさんは、日本で男性に負けじと、自分にも相手にも厳しく、一生懸命働く日々をすごしていました。そのせいか、恋愛の相手にも厳しい条件を求めてしまったといいます。好意をもってもらって交際がはじまっても、3ヶ月以上続いたことがなかったという彼女が、パリに来て、人生で初めて体験した長い恋愛。そして、パリ生活を体験して再発見した自分自身などなど……。

今回も、日本人女性が「自問自答」に葛藤する、リアルな体験を紹介します。

35歳で知った、女性がキャリアを築く難しさ

— パリに来たキッカケを教えてもらえますか?

Bさん 大学を出て、新卒で地元のアパレルの有名企業に就職し、営業職として勤務していました。私はものごころついた時から、「将来結婚したい」というより「男性に負けないくらいバリバリ働きたい」という思いがありました。それに、何ごとも一番にならないと気がすまないという性格もあって、子供の時から勉強も一生懸命がんばる方でした。


今回インタビューを受けてくれたBさん

仕事も実際、男性に負けないくらいこなして、責任やプレッシャーもどんどん大きくなってきた35歳の頃に、この会社、業界では、 女性の私は管理職に就くにはまだまだ相当の時間がかかる 、という現実が見えてきたんです。

Bさんの仕事は、自社ブランドの洋服をいかに多くの店舗に、そして店内のよい位置に置いてもらうことで、売り上げを上げるかというものでした。セール時期には自ら店頭に立って販売にも参加し、休みなく働く忙しい日々もあったものの、仕事はつらいというより、むしろ楽しかったそうなのですが……。

Bさん どんなにがんばっても、同僚や後輩の男性社員とはキャリアのコースが違う。部下や責任が増えても、裁量はなかなか増えない。だから、部下のことすらも守れないことがわかってきた時に、今後の自分の働き方をじっくり考えてみたわけです。

すると、入社からそれまで10数年やってきたことを、また繰り返して定年を迎えるという道が見えてきました。でも、それが自分自身がやりたいことかと考えた時、答えは「NO」でした。

やりたいことを、仕事以外に切り換えた

Bさん 私の人生でやってみたい事は、「バリバリ働く」という事以外にも2つあって、「海外に住んでみる」「素敵なマダムになる」というものがあるんですね。35歳の時に自問自答した結果、仕事は自分でも納得できるまでやり切ったし、「じゃあ残りのやってみたいことをやろう!」と思って仕事を辞め、パリではなく、イギリスへ語学留学することにしました。

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パリジャン十色

中村綾花

“花の都”と称され、雑誌やテレビでもその優雅なイメージが特集されることの多い、フランスの首都・パリ。パンやスイーツはおいしいし、ファッションは最先端だし、歴史ある建物たちも美しいし、住んでいる人もおしゃれな人ばかり……と思いきや、パリ...もっと読む

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marekingu #スマートニュース 2年弱前 replyretweetfavorite

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