美女入門

ギョーカイ女が大嫌いだった私

anan連載の名物エッセイ「美女入門」。シリーズpart15となる最新刊『美女は飽きない』もおかげさまで絶好調! 林さんのパワフル・エッセイの原点を探るシリーズ、今回は「美女入門」part6『美女は何でも知っている』(文庫本が発売中)から、2004年の1編「天敵現わる!?」。今回は職種は伏せるも芸能人と文化人の間にいて、おいしいところをついばむ、ハンパなギョーカイ女にマリコ砲が炸裂!

 前からいいナと思って、たまにデイトしていた男性が、サイテーのギョーカイ女とつき合っているという。この事実を知った私は、悲しく、腹が立ってその人の携帯番号もメールアドレスもすべて消した……。

 ということを友人に話したら、 「何言ってんのよ。中学生じゃあるまいし……」

 と笑われた。

 本当にどうして、こう男性に関して進歩しないのであろうか。

 そして昨日、その男性からメールが入った。あたり前だ。着信拒否にはしてなかったんだから。内容は「元気?」という他愛ないものであった。これに「返信」したくなり、むずむずする私です。

「誰を好きになっても構わないけど、女の趣味がひど過ぎます。最低! 幻滅しました。あの女のギョーカイでの噂をお話ししてもいいけど、下品になるからやめます。それに私が、あんな女のことを口にするのもイヤ。とにかくもうメールしないでね」

 こういうのを拗ねる、っていうんですね。もちろん相手からの、

「何か誤解があるみたいだけど」

「彼女のことは、ただの友だちです」

「一度会ってちゃんと話したい」

 というリアクションを期待しているわけであるが、こんな奇跡が、未だかつて私に起こったことがあっただろうか。そうよ、中学生だった十三歳の時から、同じ手を使ってたけど、うまくいったためしがあったかしらん……。本当に悲しくなる私だ。

 が、大人になった分だけ、いいことがある。スペアを常日頃からちゃんと用意しているということですね。

 先々週、かねてから憧れていた人とデイトをした。二人でカウンター割烹の店へ行き、その後は麻布十番のワインバーへ行った。二人で深夜までいろいろお話ししたわけです。

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美女は飽きない

林真理子
マガジンハウス
2017-06-22

この連載について

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美女入門

林真理子

ananの名物エッセイ、林真理子「美女入門」。連載の単行本はpart15を数え、最新刊「美女は飽きない」が刊行されます。ファッション、エステ、ダイエット、グルメ、旅、開運とマリコのアンテナは今日も感度良好、人生をとことん楽しむ情報キャ...もっと読む

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marekingu #スマートニュース 8日前 replyretweetfavorite