鶴瓶のスケベ学

抜擢、結婚、出禁…進撃の弟子時代—笑福亭鶴瓶クロニクル

還暦を過ぎた今も、若手にイジられ、“笑われ”続ける笑福亭鶴瓶さんの生き様に迫る、てれびのスキマさんの本連載が『笑福亭鶴瓶論』としてついに書籍化しました。
その発売を記念して、芸歴40年を超える大御所芸人、笑福亭鶴瓶の年代記を5日連続でお届けします。

その坂は「ため息坂」と呼ばれていた。
夕刻をすぎると「口笛坂」とその呼び名が変わる。
坂の先には笑福亭松鶴の自宅があった。松鶴が落とすカミナリのすさまじさから、一門の弟子たちは坂を登るとき、思わず「ため息」を漏らした。逆に帰り道には開放感から「口笛」を吹いて降りていく。
かくも師匠と弟子の関係は不思議なものだ。黒のものも師匠が白といえば白となる理不尽な関係。それでいて、深い愛情を互いに注いでいる。
笑福亭鶴瓶は弟子修行とメディアでの仕事を両方こなしながら、自らの基礎を作っていった。それを妨げるものや、自分を蔑ろにするものには徹底的に抗い、その結果、あの“事件”を起こしてしまうのだ。
最後は笑福亭鶴瓶の弟子時代を年表で振り返っていきたい。

1973(昭和48)年 22歳

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笑福亭鶴瓶論 (新潮新書)

戸部田誠(てれびのスキマ)
新潮社
2017-08-10

この連載について

初回を読む
鶴瓶のスケベ学

てれびのスキマ(戸部田誠)

芸歴40年を超える大御所芸人、笑福亭鶴瓶。還暦を過ぎた今も、若手にツッコまれ、イジられ、“笑われ”続けています。しかし、落語家なのにアフロヘアでデビュー、吉本と松竹の共演NGを破った明石家さんまさんとの交流、抗議を込めて生放送で股間を...もっと読む

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u5u 鶴瓶年表最終回、いかに鶴瓶が超エリート&パンク芸人だったかが分かる弟子時代です! 4ヶ月前 replyretweetfavorite