腹筋バキバキのマリファナ農園主が、合法化を歓迎する理由

大麻合法化の流れについて知るべく、マリファナ大国・ジャマイカの”ガンジャファーム”に潜入! 農園主のオジサンの意外な暮らしぶりとは!? いまいちばん”トガってる”異色の旅番組『クレイジージャーニー』出演中の危険地帯ジャーナリスト、丸山ゴンザレスが満を持しておくる『世界の混沌を歩く ダークツーリスト』より、ジャマイカ・マリファナ農場ルポをお届けします!

いざ、マリファナ畑へ

 衣服にバラ線を引っ掛けないように慎重にくぐって中に入ると、そこには見たこともないような光景が広がっていた。

 一面のマリファナだ。

 どこまでも広がる青い葉っぱ。これが、すべてマリファナだとしたら……興奮がおさえられなかった。

一面に広がるマリファナ畑

「これって全部……マリファナ?」

「そうだ。全部、俺が育てている」

 目の前の男は、あちこちが破れたよれよれのTシャツにハーフパンツ、スニーカーを履き、壮年と思しき年頃だった。農作業で酷使しているのだろう、頑強な肉体は真っ黒に日焼けしている。身なりからは貧しい暮らしをしているように思えるが、やけに若々しさが感じられた。

 異国からの訪問者である私のことを警戒しているようだったので、まずは彼のマリファナとラスタファリズム(ジャマイカの労働者階級と農民を中心にして発生した宗教的思想運動)についての講釈にじっくりと耳を傾けた。本音を言えば、疲れていたし、何より暑かったのでとっとと終わりにしたかった。しかし、彼のように大規模な農園を持つ生産者と話す機会などめったにあるはずもない。なにか貴重な情報に繋がるヒントをしゃべらないだろうか。メモをとりながら、聞き漏らさないように注意した。

 ひとしきり語り終えたところで、彼の対応が変わった。

「日本人はマジメだな。前に取材させろと言ってきたアメリカ人は、自分勝手な連中だったから気に入らなかったんだ。お前らは違うようだな」

 そう言って、どこか感慨深そうな表情を浮かべた。たしかに、態度の悪い取材者は国籍に関係なくいるものだ。それでも同業であることには変わりないので、そんな連中と一緒にされるのも仕方ない。

「なんでもいいぞ、聞いてくれ」

 謙虚な姿勢というのは言葉にせずとも伝わるもので、どうやら、こちらを気に入ってくれたということなのだろう。貧乏なオヤジにしては心が広いじゃないかと、内心では失礼なことを考えてしまっていた。それならば、遠慮する必要もない。ここからは私のターンである。

 さっそく、マリファナ合法化についてストレートに尋ねてみることにした。

進化する密輸方法

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