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加藤“Mek”彰一__Shoichi “Mek” Kato
職業:海外移住系ラッパー、株式会社 Kaigai Life CEO(タイ王国にて飲食店を数店舗経営)、イベントオーガナイザー
AGE:36歳、HOME:タイ シーラチャ、HISTORY:在泰歴6年、FAMILY:妻
<PROFILE>1980年生まれ。東京都板橋区出身。高校卒業後、ロサンゼルスに移住。2001年よりラッパーとしての活動を開始。3年半をロスで過ごし、ニューヨークに半年住んだ後、2003年に帰国。地元板橋のヒップホップグループ“KSC”に加入。2009年ソロアルバム『THE FREEMAN』を“MEKOLI”名義で発売。2011年にタイに移住。“Mek Piisua”名義でラップ活動も行う。2012年より「バー ウッドボール」のオーナーとなる。2016年にはシーラチャに「Cafe Bar MEK」をオープンさせる。
「何をやるかは現地で決める」そんな軽いノリでタイに来た
タイ王国、シーラチャ。バンコクから車で行けば90分ほどの場所にある、パタヤビーチの北側に位置する街だ。複数の工業団地にも近く、日本人駐在員も数多く滞在している。イオンモールがあり、日本人向け飲食店も多い。中央から少し外れた通り沿いに、緑色をベースにしたカフェバーがある。扉を開けるとエアコンの冷気とともに、ヒップホップのリズムが身体を包む。
この店、「Cafe Bar MEK」のオーナーはただの飲食店の店主ではない。自らラッパーとして音楽活動をしながら、バーとカフェの経営を行っている。加藤彰一(かとうしょういち)、通称MEK(メック)。ラッパーとしての名義は、Mek Piisua(a.k.a. MEKOLI)。自らを海外移住系ラッパーと位置づけ、実際に『海外移住』という楽曲もリリースしている。
「お店と音楽活動を両立させている今の状況がとても心地いい。アメリカのトップアーティストだって、みんなサイドビジネスをやっているでしょ? 時代的にもダブルとかトリプルスキル、インカムくらいあった方が、生きていけるんじゃないですかね、特に海外では」
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