誰かに嫉妬するのは自分がうまくいっていない証拠

今回の「ワイングラスのむこう側」は、嫉妬についてのお話です。身近な人間が成功していたり、楽しそうにしているのを見て、なんだかモヤモヤした気持ちになったり、ネットに愚痴を書き込みたくなったことはありますか? そんなとき、本当の原因はご自身にあるのかもしれませんよ。

ネットの匿名の書き込みとエアリプ

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

「匿名でネットに悪口を書かれていたら、書いた人は身近な人か関係者がほとんど」っていう説はご存じでしょうか。よく、「あいつ横領しているよ」とか「あのアイディア、実は前任者のパクリらしいよ」って感じのことを書かれたって話を聞きます。そういう場合みなさん口にするのが、結構近いところでいないとわからない情報なのに、って話です。

でもどうして身近な人や関係者が、ネットに書き込むのでしょうか。わざわざ、書き込むまでするってことは、かなりその対象者に腹が立っているわけですよね。でも逆に考えると、それは身近な人だからこそ、そこまで嫌いになって、「あいつを失墜させてやろう」って考えるんだと思います。

あるいは「エアリプのほとんどは、身近な人に向かって発信されたもの」っていう説もあります。エアリプがご存じない方に説明いたしますと、リプ=リプライというのはTwitterの「@○○」を付けたツイートのことで、つまり直接本人へ向けて書いたメッセージですね。でもエアリプは、例えば誰かが僕のことを名指しせずに「飲食店の人間が恋愛について語るってダサいなあ」ってツイートしたとしますよね。これが僕へのエアリプなんです。

でもこのツイート、外部の人は意味があんまりよくわかんないけど、わかる人はわかるという「身近な人にはわかるツイート」でして、やっぱりエアリプは身近な人が対象なんです。

でもどうしてみんな「身近な人」が嫌いになるんでしょうね。思うにやっぱりみんな「自分と同じくらいの身分や出自や能力や環境のはずなのに、なぜかそいつだけ上手くやっている」っていうのが嫌なんだと思います。

だって、遠いヨーロッパやアフリカで飲食店をやっている人が恋愛コラムを書いてても、わざわざ「ダサいなあ」なんてつぶやかないですよね。自分と近い、あるいは自分と同じくらいの能力と思っている人間が目立ってくると、なぜか嫌になってしまうんです。その嫌な感情を、「嫉妬」と呼びます。

先日、ある方に教えてもらった言葉です。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

marekingu #スマートニュース 1年以上前 replyretweetfavorite

nishiaratter すごく大事なこと。うちの業界にも言えるなぁ。自分も嫉妬してばかりの人になってしまわないように、自分のことを頑張ろう→ 1年以上前 replyretweetfavorite

tosacarte よい記事。 1年以上前 replyretweetfavorite

michimatsui "ほんと、嫉妬心って自分がうまく行っていると、まず出てこない感情なんです。" 1年以上前 replyretweetfavorite