美女入門

華麗なるヴァンサンカン女社長もオヤジ化からは逃れられない

anan連載の名物エッセイ「美女入門」。シリーズpart15となる最新刊『美女は飽きない』もおかげさまで絶好調! 林さんのパワフル・エッセイの原点を探る今回は「美女入門」part6『美女は何でも知っている』(文庫本が発売中)から、2004年の1編「野心とエレガンス」をセレクト。「オバさんの皮をかぶったオジさん」化しがちな女ボス様、パワハラで訴えられる前にエレガンスとは何か、ぜひご再考を。

「25ans ─ ヴァンサンカン」を読んでいたら、

「これが25ans 的ファーストクラスの女性たち」

 というのが出ていた。

 七人の女性たちが誌面に登場してくるのだが、その締麗なことといったらない。夜のお出かけというので、全員イヴニングドレスに身を包んでいたが、まるでスーパーモデル。いえ、皮肉でも何でもなく、ホントに皆さま美しくてカッコいいの。

 ちなみに、この「ヴァンサンカン」誌上において、叶姉妹を発見したのはこの私である。

「このあやしげな女たちは何者? 」

 とエッセイに書いたのが火がつくきっかけになった。もちろん私が書かなくても、彼女たちはいずれ世の中に出てきたであろうが、

「ハヤシさんが、登場を半年早くしてあげたね」

 と多くの人が言う。

 しかしこのセレブリティたちは、きちんとしたバックグラウンドを持ち、三ヶ国語ぐらいを話す。みんないいとこのお嬢さまなのであるが、野心を持って会社を興したり、女医さんになった人たちなのだ。「才色兼備」を絵に描いたような女性ばかり。中には結婚して子どものいる人もいる。

 私の世代の女社長とはちょっと違うぞ。私も何人か会社を経営する女性を知っているけれども、みんな独身かバツイチだし、どんなにおしゃれしていても、男っぽさが見え隠れする。

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美女は飽きない

林真理子
マガジンハウス
2017-06-22

この連載について

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美女入門

林真理子

ついに1000回を迎えた、アンアン連載「美女入門」。1997年の第1回には、こんな一文があります。「キレイじゃなければ生きていたってつまらない。思えば私の人生は、キレイになりたい、男の人にモテたいという、この2つのことに集約されている...もっと読む

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marekingu #スマートニュース 2年弱前 replyretweetfavorite