心のベストテン

ヒップホップ警察を追い返せ!!【ゲストぼくのりりっくのぼうよみ】

前回に引き続き、17歳の現役高校生でメジャーデビューした、新世代アーティストであるぼくのりりっくのぼうよみさんをゲストに迎えた心のベストテン最終回。ぼくりりさんの好きな音楽を聞きながら、ジャンルごとに厳しく目を光らせるジャズ警察やヒップホップ警察について語ります。
芸人、DJとして活躍されているダイノジ・大谷ノブ彦さんと、音楽ジャーナリストの柴那典さんの響きあうナビゲーションをお楽しみください。

昭和歌謡とジャズの系譜

大谷ノブ彦(以下、大谷) 今回もゲストはぼくのりりっくのぼうよみさんです!

ぼくのりりっくのぼうよみ(以下、ぼくりり) よろしくお願いします!

柴那典(以下、柴) 前回「たぶん、僕、あんまり音楽好きじゃなくて」、大谷さんが「ぼくりりさんがどういう音楽のバックボーンなのかわからない」と言っていたじゃないですか。僕、一つの仮説として、ぼくりりさんの好きな音楽に何らかの共通点というか、系譜があると考えているんですよ。

ぼくりり え〜、なんですか!?

 というのも、まず水曜のカンパネラの「メロス」が最近のお気に入りだという話を聞いたんですけれど。

ぼくりり あー、そうです。あれ、めちゃいいですよね。

大谷 最高だな。モンゴルでMV撮ってるんですね。

柴 いままでの水カンも聴いてました?

ぼくりり 結構聴いてました。

 けれど、この曲でグッと来た?

ぼくりり そうですね、来ましたね。こういうの、ありそうでなかったんで。

 この曲ってジャズ・ブレイクスなんですよ。

ぼくりり ジャズ・ブレイクス……。そういうジャンルってことですか?

 そうそう。90年代末くらいからある言葉なんですけれど、その前からジャイルス・ピーターソンみたいにジャズをDJとかクラブ的な解釈でとらえた人たちの一派がいて。そういう人たちがやっているクラブ・ジャズの系譜にあるのがジャズ・ブレイクス。

ぼくりり なるほど。

 で、「after that」はニコラ・コンテが作曲してるんですけれど、彼もジャズ・ブレイクスの一派なんですよ。ニコラ・コンテ、好きでしょ?

ぼくりり 好きです。

大谷 なるほどなあ。

 あと、小さい頃にお母さんの影響でEGO-WRAPPIN’が好きだったという話を聞いたことがあって。

ぼくりり そうですね。聴いてました。

 EGO-WRAPPIN’もそうなんだけれど、ジャズそのままじゃなくて、それをクラブ・ミュージックっぽくしたり歌謡曲っぽくしたりしている。そういう風にジャズを下敷きにしてるポップソングが好きな音楽の系譜としてあるんじゃないかって思ってるんです。そのあたりどうですか?

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大谷ノブ彦 /柴那典

「音楽についてパァッと明るく語りたい! なぜなら、いい音楽であふれているから!」。ハートのランキングを急上昇しているナンバーについて、熱く語らう音楽放談が始まりました。 DJは、音楽を愛し音楽に救われてきた芸人、ダイノジ・大谷ノブ...もっと読む

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コメント

kinoko2004 https://t.co/ZLZSyPt9eo 1年以上前 replyretweetfavorite

ak303 ぼくりりの人、家入氏との対談(https://t.co/D9zVBYjeN6)とかダイノジ大谷氏・柴氏との鼎談(https://t.co/gZ1SlU2fPh)読む限り、無邪気でずいぶん言葉が軽いんだなー、と。 1年以上前 replyretweetfavorite

Rhymeboy 【New 対談】 |柴那典 /大谷ノブ彦|心のベストテン https://t.co/xTjVdbSDSp 1年以上前 replyretweetfavorite

misopan99 柴も大谷も知らないなら知らないなりに謙虚に学ぼうという姿勢で発言しろよって思う。カルチャーに関わらず普通の仕事とかでもそうだよ。きもい。ただのチンカス。 https://t.co/KMd1n5qqrb 1年以上前 replyretweetfavorite