哲学。それは、誰も難易度を調整してくれなかった「人生」というおかしなゲームの攻略本。

テレビゲームと違って、人生というゲームは遊べる時間が限られている。それに、人生は誰かが難易度をバランス調整をして作ってくれたわけではない。とんでもない敵や謎に出遭うこともあるだろう。ならば、先に人生ゲームに挑んできた先人たち、哲学者の思想を学ばない理由はどこにあるのか?  書籍『(推定3000歳の)ゾンビの哲学に救われた僕(底辺)は、クソッタレな世界をもう一度、生きることにした。』より特別連載。

哲学は例えるなら、主力メンバーが卒業した地味なアイドルグループでしかない、しかし、まだ残された重要な課題がある、とゾンビ先生は言います。

人生は、誰も難易度を調整してくれなかったおかしなゲーム

ひろ 位置づけはわかりましたけど、じゃあ具体的に今の哲学に残された課題はどんなことなんですか? 今の哲学では、なにを勉強するんですか?

先生 幸せとはなにか。自由とはなにか。「善いこと」とはなにか。人は人生を、どう生きるべきか。

ひろ うわあ。いかにも残りそうな議題というか、漠然として難しそうなテーマですね……

先生 漠然として難しいからこそ、そこに本質的な答え……真理があるのかを、哲学者たちは頭を捻って考え続けてきたんじゃ。その他に、なんと言っても重要な課題が「認識」についてじゃ。我々がこの世界をどう認識するかということと、この世界が実際はどうであるかということの違いを知ること、これは哲学が挑んでいる最大のテーマだと言ってもいいじゃろう。

ひろ えーと……。もう一回言ってもらえません?

先生 まあいい。認識については認識の授業を待つのじゃ。


人生とはなんぞや?とは、自分で考えるべき問題ではない

ひろ でもさあ、幸せってなにとか人生ってなんぞやとか、そういうのって自分で考える問題な気もするなあ。人に頼りたくないっていうか。ちゃんと自分の頭で考えるからこそ、人生はおもしろくなるんじゃない?

先生 だから浅いんじゃよおまえは。

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ゾンビの哲学」に救われた僕は、クソッタレな世界をもう一度、生きることにした。

さくら剛

さくら剛の超・哲学入門! 「とっつきにくくて、わかりにくい」、「でも、人生の役には立ちそう」。本書は、そんなやっかいな哲学を「冴えない青年“ひろ”が、古代ギリシア生まれの哲学者“ゾンビ先生”から学んでいく物語」です。哲学とは? この世...もっと読む

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