仲田晃司
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第12回】フランスでの生活①
今回はカーヴを訪れる人によく聞かれるという、フランスでの生活について語って頂きました。会社設立当初は仕事のことだけを考える毎日だった仲田さん。友人から「子供たちの小さいころは、一生に一度しかないよ」と言われたのをきっかけに、家族で過ごす時間を作るようになったといいます。お子さんと一緒にワインの仕事をしたり、忙しい合間をぬって息子さんのサッカーの試合を見に行ったり……充実した生活を紹介して頂きました。フランスはブルゴーニュのジュブレ・シャンベルタン村でワイナリーを経営する日本人醸造家・仲田晃司さんによる連載、第12回です。
こんにちは。
フランスはあいかわらず、とても寒いです。
日本はいかがですか?
いま、私たちの畑では、傷んだ木の杭を新しい木に変える作業をしています。
1ha(100m x 100m)あたり約2000本程度の杭があります。
今年は大体800本の杭を変えなければならず一労働です。

ワインづくりを始めてから、たくさんの方たちに
私のカーヴを訪れていただいています。
そのときによく聞かれるのが、
「フランスでの生活って、どんなものですか?」
「ふだんは何をしているのですか?」
ということ。
そういうわけで、今回は、フランスでの生活について書いてみます。
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この連載について
仲田晃司
フランスはブルゴーニュのジュブレ・シャンベルタン村でワイナリーを経営する日本人醸造家・仲田晃司さんはじめての連載。仲田さんのワインのラベルには「天・地・人」という文字がきざまれています。2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より...もっと読む
著者プロフィール
大学生の時アルバイトをしていた上野のフレンチレストランでワインと出会い、将来は自分の手で美味しいワインをつくってみたいとの夢を抱く。1995年、渡仏。フランス各地のワイン生産者のもとで醸造を修行し、1999年、ボーヌの名門ワイン学校CEPPAで学位を取得。モメサン社他、ネゴシアン数社を経て2000年7月7日、メゾン・ルー・デュモンをニュイ・サン・ジョルジュに設立、醸造家としワイン生産に従事。2003年3月1日、メゾンをジュヴレ・シャンベルタンに移転すると同時に同社代表に就任。ルー・デュモンワインのラベルには漢字の「天・地・人」という文字がきざまれている。2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれた。
ブログ:Maison Lou Dumont