シンデレラ城のプロジェクションマッピング
《ワンス・アポン・ア・タイム》が11月6日に終了
東京ディズニーランドのシンデレラ城で公演されているプロジェクションマッピングのショー《ワンス・アポン・ア・タイム》が2017年11月6日をもって公演終了となります。
スタート直後は異例の混雑になったこのショーの魅力や終了することになった経緯などを交えながら、残すところ約3か月となった「通称“ワンス”がメチャメチャ必見な理由」について解説しましょう。
2014年5月のスタート直後は
過去に例のない超混雑に!
《ワンス・アポン・ア・タイム》がスタートしたのは2014年5月29日。この頃は東京駅をはじめ様々な観光地で、建物などに映像を映し出す技術、プロジェクションマッピングを採用したショーが人気を集めていました。
そんな中で登場した、「シンデレラ城」という誰もが知る東京ディズニーランドの象徴的な場所で行なわれるプロジェクションマッピングは非常に注目され、パークは異例の超混雑になりました。このショーの公演時は平日でも連日、シンデレラ城が見える場所にはとにかく人! 人! 人! という状態で、ワールドバザールの通路もエントランス付近まで人が溢れかえる状況。
さらに驚愕だったのは、6月に終日入園制限がかかったことです。パークでは混雑時に当日券の販売を見合わせる入園制限がかかりますが、大体は10時台~15時台に限られ、終日かかるのは異例です。そもそも6月は1年の中では比較的空いている時期で、入園制限がかかること自体、ほとんどありません。
しかし、この《ワンス・アポン・ア・タイム》が人気を呼び、公演時間帯の夜までパークが人で溢れかえったため、2014年6月21日(土)には11時30分から閉園時間の22時まで終日入園制限がかかりました。普段は夕方になれば入園制限が解除されるのが普通ですが、この日は11時30分以降パークに来た人は入園できないという異例の事態になったわけです。
ショーのスタートから3年が経ち、現在はショーも見やすく比較的落ち着いた状態になっていますが、この頃の混雑は想像を絶するもので、凄まじい人気でした。
ディズニー映画の名シーン満載!
『美女と野獣』の感動も蘇る!
この《ワンス・アポン・ア・タイム》はシンデレラ城にディズニー映画の名シーンが次々と映し出されるショーになっています。『ふしぎの国のアリス』、『塔の上のラプンツェル』、『シンデレラ』、『ピーター・パン』、『白雪姫』、『くまのプーさん』といった多くの人がストーリーを知っている作品ばかり。映画を見たことがある人なら、そのときの感動が蘇ってくる素敵なショーになっています。
そして、このショーのメインとなっているのが『美女と野獣』です。ショー名にもなっている「むかし、むかし…」と、ポット夫人がチップに物語を読み聞かせる形で進み、最後に登場するのが『美女と野獣』です。
実写化した同作品が今年、日本でも大ヒットとなり、あらためて作品に触れた人も多いと思います。そんな人にこそ見てもらいたいのがこの《ワンス・アポン・ア・タイム》。シンデレラ城という巨大なスクリーンに映し出された映像と音楽で、映画以上の感動を味わえます。
2018年夏からは
35周年のキャッスルプロジェクションを公演
パークの中でも人気の高い《ワンス・アポン・ア・タイム》がたった3年で終了となるのには理由があり、11月以降も他のプロジェクションマッピングのショーが公演されるからです。
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