第10回】ゴールドマン・サックスが行うLGBT学生向け就職説明会

ゴールドマン・サックス証券(GS)が3年前から取り組むのが、LGBTの学生に向けた採用活動だ。人事担当者と社内のLGBTネットワークが協力し、LGBTの学生を集めて独自の就職説明会を開いている。

 ゴールドマン・サックス証券(GS)が3年前から取り組むのが、LGBTの学生に向けた採用活動だ。人事担当者と社内のLGBTネットワークが協力し、LGBTの学生を集めて独自の就職説明会を開いている。

 説明会では通常の会社説明に加えて、LGBTの社員が数人登場し、パネルディスカッションを行う。学生からは「LGBTとして日々の業務で不都合なことはないか」「会社の福利厚生やサポート体制はどうなっているか」などの質問があり、社員は体験を交えながら自分の言葉で答える。

新卒採用がスタートする秋にLGBTの学生を対象とした就職説明会を行う。LGBTの社員によるパネルディスカッションでは、学生の質問に真摯に答える

 選考に当たっては、LGBTだからといって優遇するわけではない。他の就職希望者と同様に、書類審査、筆記試験、数回の面接と進んだ上で、採用を決める。

 ただ、ネットワークのメンバーが、面接に進んだ学生のメンターとなったり、面接官にアドバイスをしたりとサポートは手厚い。

 独自の採用活動の狙いは、性的指向にかかわらず優秀な人材を確保すること。LGBTの学生からすると、金融機関の企業風土は“集団主義”を重んじるイメージが強く、外資系といえども金融機関であるGSは就職先として興味を持たれることが少ないのだが、それを払拭したいという。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

週刊ダイヤモンド

この連載について

初回を読む
国内市場5.7兆円 「LGBT(レズビアン/ゲイ/バイ・セクシャル/トランスジェンダー)市場」を攻略せよ!【3】~日本におけるLGBT最新事情

週刊ダイヤモンド

LGBT先進国の米国には遅れているが、日本でもLGBT市場を意識した動きが出てきた。まだ、どうしてよいかわからない企業が多い中で、一歩先を行く企業はどのように考えているのか。 本誌・池冨 仁、臼井真粧美、柳澤里佳、片田江康男(ダイヤモ...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

Tweetがありません