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こんにちは、きのコです。
前回の記事では、ポリアモリーに関する書籍『ポリアモリー 複数の愛を生きる』をご紹介しました。
今回は、その著者である深海菊絵さんと一緒に出演したAbemaTVの番組「Wの悲喜劇 〜日本一過激なオンナのニュース〜」について、感じたことをお伝えしていきたいと思います。
「Wの悲喜劇」とは
「Wの悲喜劇」は、オンナのための”男子禁制”ニュース番組です。さまざまな体験をしたオンナたちが集まり、毎回「その時どうしたのか?オンナたちのリアルな行動とその本音」を徹底的に聴きだします。
今回は、ポリアモリーをテーマに取り上げたスペシャル回、題して「Wの悲喜劇 90分SPたくさん愛しちゃダメですか? ポリアモリー・不倫・結婚てナニ?」。複数の相手と公認で交際するポリアモリーとは何か、そして不倫・結婚制度についても、深掘りトークを繰り広げました。
MCは、タレントのSHELLYさん。日本の10~20代の女の子たちにセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツについて情報提供をおこなうキャンペーン「I LADY.」のアクティビストとして活動したり、女性・妊産婦の健康を訴えるランイベント「WHITE RIBBON RUN 2017」のメイン会場でスターターを務めたりするなど、「性」や「女性」をテーマとした活動に広く携わっている方です。
そのほかの取材者には、ポリアモリー研究者として一橋大学大学院で社会人類学を専攻している深海菊絵さんを始めとして、「ウートピ」編集長の鈴木円香さん、「弁護士ドットコム」副編集長の山口紗貴子さん、不倫などを長年にわたって取材しているフリーライターの亀山早苗さんなど、そうそうたる顔ぶれが並びました。
いざ撮影が始まってみると
収録当日、朝からそわそわと落ち着かない私。ポリアモリー当事者として一緒に出演したけいさん・若狭美香さんはどちらも以前からの知り合いですが、皆もすごくドキドキしていました。スタッフの方にメイクとヘアセットをしていただき、「な、なんだか芸能人みたい……!」と緊張はますます高まるばかり。
ですがいざ撮影が始まってみると、取材者の皆さんの「ポリアモリーについて知りたい!」という真剣な眼差しやSHELLYさんの明るいMCのおかげで、すぐに気持ちもほぐれ、女子会ぶっちゃけトークのノリで真面目に楽しく語り合うことができました。
後半では亀山さんを中心に結婚制度の話で盛り上がりましたが、彼女の「婚姻届を書きながら吐きそうになった。結婚生活の何かがつらいというのではなく、制度そのものがつらかった」という話がとても興味深かったです。福岡で「【LOVE3.0】ポリアモリーってなんですか?」のゲストに招かれた時に「夫婦であることがとてもつらかったので、二人暮らしはそのままに籍だけを抜いたら、一緒に暮らすことがとても楽になった」という方の話を聴いたりもしていたので、パートナーシップの本質そのものではなくそこに法的に被せられる「夫婦」という冠がつらい、と感じる人はいるのだと改めて思いました。
収録のなかで、コレだけは伝えたい!という意見はありますか?というSHELLYさんの投げかけに対して、私はこんな話をしました。
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