2016年3月17日
四ヶ月検診に行ってきました。当日、中京区役所には三十組ぐらいの親子が集まった。
平日の午前中とあって、ほとんどがお母さんと赤ん坊の取り合わせ。夫婦揃って来ていたのは双子のお子さんを持つ方で、男親ひとりは僕だけ。浮いてました、ミー。
最初に保母さんに近況を話して、次にお医者さんが身長と体重を測り、呼ぶ方に反応するか、ちゃんと足は開くかなどをチェック。順調にクリアする。
ここでどうしても訊いておきたいことがあった。
「先生、この子の左胸なんですけど……ちょっとあばらが出ていませんか。母親も少し出ているんですけど」
これに気づいたのは二週間前ぐらいか。妻の指摘でわかった。真夜中だったが、緊急病棟に連れていこうか、幼すぎてレントゲンなんて受けられるわけがないのに、真剣に考えるほど心配した。
「これぐらいは問題ないですよ」
ホッ。次の質問。
「先生、この子の左足なんですけど、右足より少し太いというか、浮腫んでいませんか。気のせいかもしれないですけど」
またしても医者は同じセリフを繰り返した。胸を撫で下ろす。
肝心なのは次だ。胸の高鳴りを抑えて訊ねる。
「先生、これなんですけど……。これまで四回ほど、オムツに赤というかオレンジの、これ写メです、小さい点のようなものがあったんですが、大丈夫でしょうか」
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