妻は笑顔で「セフレだよ♡」と言った。

子育ては、この世で一番ハードでクリエイティブなワークだ! 無頼のハードボイルド作家である樋口毅宏さんが、いつのまにか専業主夫になってしまった男の子育て日記『おっぱいがほしい』を特別掲載します。 美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏腹に、常識が通用しないぶっ飛んだ奥さまを〝満足させ〟つつ、あらゆる家事と育児を「完璧に仕切る」ファンキーな毎日のはじまりです。

2016年2月7日

 笑い話として聞いて頂ければ幸いなのだが、自分だけでなく、男として常に付き纏う不安を今回は議題に挙げたい。

「ウチの子、本当に俺の子か?」問題だ。

 ずいぶん前になるけど、ホラあったじゃないですか。元光GENJIの大沢樹生が、離婚した後も引き取って育てていたわが子とDNA検査をしたら、「父子確率0パーセント」って結果が出た事件。

 恐ろしいですよね。ブルってこない男はいないと思う。

 芸能界にかかわらず、自分の身の周りでも、この手の話を案外耳にしてきたし。

 何よりも、ウチの子の母親は三輪記子ふさこ。あの女だ。

 東大在学中に一回、卒業後も一回、婚約破棄がある。

 過去の男性遍歴も凄まじい。「よくもまあ手広くと……」と、言葉を失うほどだ。本人の口から語られたことをここで真っ正直に書いたら、このページは「黒い報告書」(新潮社)に移動するだろう。

 現に子供が生まれる前、京都の家の近所をふたりで歩いていたときのこと。妻が自分から男に声をかけて、何やら楽しそうに話しだした。僕も隣で、適当に笑顔で相槌を打った。

 しばしの立ち話の後、「あの人だれ?」と訊ねたところ、妻は、はにかんだ表情で、「セフレ」と宣った。愕然とする僕に、妻はフォローのつもりだったのか、付け足した。

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おっぱいがほしい!—男の子育て日記

樋口毅宏

子育ては、この世で一番ハードでクリエイティブなワークだ! 無頼のハードボイルド作家である樋口毅宏さんが、いつのまにか専業主夫になってしまった男の子育て日記『おっぱいがほしい』を特別掲載します。 美人東大卒弁護士という華やかな肩書きと裏...もっと読む

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コメント

yamasaaaki_f ぶっ飛んでるなー。 約3年前 replyretweetfavorite

feilong 1件のコメント https://t.co/NJHPsDClnP 約3年前 replyretweetfavorite

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