渋谷音楽図鑑

ダブルノックアウトコーポレーション

『渋谷音楽図鑑』(太田出版)の第5章、渋谷系へ続くストーリー。小山田圭吾と小沢健二が名乗った「ダブルノックアウトコーポレーション」。レノン&マッカートニーにも似た分かちがたいソングライターチームとして、ふたりはどのように曲を作っていたのか? いま初めて明かされる、フリッパーズのソングライティングとは――。

ダブルノックアウトコーポレーション

 2人組になってからのフリッパーズ・ギターは、作曲と作詞のクレジットも、小山田圭吾と小沢健二でわけあうことにしました。つまりはレノン&マッカートニーと同じ発想です。どちらが歌詞を書いてどちらが曲を書くというのではなく、曲をふたりで共有する。ふたりの名前が小山田圭吾、小沢健二で両方のイニシャルが「K.O.」だったから、ソングライターチームには「ダブルノックアウトコーポレーション」という名を付けました。

 ソングライティングは、基本的に曲が先でした。そして、どの場合も歌詞を書くのは小沢健二でした。ただし、小山田圭吾からの提案で歌入れ時にフレーズが変わることもあった。分かちがたい2人組としてのコンビで作ってました。

 フリッパーズ・ギターというのは、どこまで行っても小山田圭吾と小沢健二が五分五分の関係だった。ふたりのそれぞれに役割があって、最後まで対等だったんです。

日英同時進行のコンピ盤

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes・note会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

渋谷系へと続く、いまも終わらない「夏休み」の記録

渋谷音楽図鑑

牧村 憲一,藤井 丈司,柴 那典
太田出版
2017-07-05

この連載について

初回を読む
渋谷音楽図鑑

牧村憲一 /藤井丈司 /柴那典

シュガー・ベイブ、山下達郎、大貫妙子、竹内まりや、加藤和彦などの制作・宣伝を担当、80年代後半からはフリッパーズ・ギターをプロデュース。解散後は「トラットリア」を設立――。そんな音楽プロデューサー牧村憲一さんが「渋谷」で出会った音楽、...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

cntstaff 今回のあたりのエピソードは、なんのてらいもなく青春っぽくて、美しくて、個人的には『 5ヶ月前 replyretweetfavorite

cntstaff 「フリッパーズ・ギターというのは、どこまで行っても小山田圭吾と小沢健二が五分五分の関係だった。ふたりのそれぞれに役割があって、最後まで対等だったんです」牧村さんのこの言葉を聞いてゾワーっと鳥肌が立ったの思い出した。 # 5ヶ月前 replyretweetfavorite

cntstaff 『渋谷音楽図鑑』の「cakes」特別連載が更新! 小山田圭吾+小沢健二、2人の「K.O.」による伝説のソングライターチーム「 5ヶ月前 replyretweetfavorite

kgrhrk 「基本的に曲が先でした。そして、どの場合も歌詞を書くのは小沢健二でした。ただし、小山田圭吾からの提案で歌入れ時にフレーズが変わることもあった。分かちがたい2人組としてのコンビで作ってました。」 もう、この文章だけで涙が出てくる。 https://t.co/MLcm7aWvcM 5ヶ月前 replyretweetfavorite