イラッとしたときのお金の使い方
人に感情を乱されることがある。
駅で、こちらが避けているのに相手が自分の肩にぶつかってきたとき。
どう考えても、向こうは避ける気がなかったとしか思えない……「イラッ」。
疲れて眠っているのに、夜中の2時に間違い電話がかかってきたとき。
しかも、間違いだとわかった瞬間、電話をガチャ切りされる……「イラッ」。
急いでいるのに、エスカレーターで自分の前に立っているカップルが、2列になって行く手をふさいでいるとき。そのうえ、手までつないでイチャイチャしてたりもする……「イラッ」。
こんなときは、誰だって「イラッ」としてしまうものだ。
私の場合、飲食店で「イラッ」とすることが多い。
食事が美味しいと評判のレストラン。
大事なお客さんをもてなすために、以前から目をつけておいたお店だ。事前に予約も入れておいた。
和やかな雰囲気の中、お客さんとの会話も盛り上がってきたのだが、頼んだメニューがいつまで経っても来ない。
店員の人に尋ねたら、「順番におつくりしていますのでお待ちください」とぶっきらぼうに言われ、そそくさと行ってしまう。
仕方がないのでもうしばらく待つのだが、いつまで経っても持って来てくれる気配がない。
もう一度店員を呼び、調べてもらったら、実はオーダー自体が通ってなかった。
同席していた大切なお客さんも表情が曇っている。
しかも、店員はろくに謝りもせず、逃げるように行ってしまった……「イラッ」。
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。