大量の名刺を配ることができた結果……

毎日のお金を「どのように」使うか、そのちょっとの差で、5年後の年収が大きく左右される!? 好評発売中の書籍『5年後、金持ちになる人 貧乏になる人』より、稼ぐ人になるための「お金の正しい使い方」をお伝えします。あなたが異業種交流会に行った場合、稼げるようになるためのふるまいとは?

一番近い一人を大切にできない人は、100人に会ってもダメ

 ツイッターやフェイスブックをやっていると、「フォロワーが数万人います」とか、「○○さんていう有名人と友達になりました」とか、そういうことを誇らしげにしている人を見かける。

 たしかに、「数」の力は大きい。

 たくさんの味方がいるようで、心強い気持ちになれる。
 有名人にフォローしてもらえば、その人と親しくなったような気になって浮かれる気持ちもわかる。
 だが実際には、そういうものは幻想に過ぎないと思っておいたほうがいい。

 私がそのことを思い知らされたのは、保険の仕事をはじめて間もない頃だ。
 初めて異業種交流会に行ったときのこと。私は、父親の保険会社を引き継いだばかりで、右も左もわからず途方に暮れていた。
 一人でもたくさんの顧客を獲得するのが保険の仕事だとわかってはいたが、それまで塾講師だった私には、営業力も人脈もまるでなかったのだ。
 あれこれ考えた末、私は異業種交流会に行けば、見込み客と知り合えるのではないかと考えた。

 数日後、私は自分の考えを証明するべく、異業種交流会の会場へと向かった。
 私の読みどおり、会場には、大勢のビジネスパーソンたちが集まっていた。
「やった! これだけの人と知り合いになれれば、勝ったも同然じゃないか」

 うれしくなった私は、会場の中を駆け足で巡り、たくさんの人たちに、用意した自分の名刺を配ってまわった。
 急がなければ、これだけ大勢の人数に名刺を配り切れないと思ったのだ。
 中には、経済誌で見たことのある、有名な方もいらっしゃったので、私は人波をかき分けてその人の前に出て、名刺を差し出した。
「田口と申します。どうぞよろしくお願いします!」
 その方は、一瞬驚いたような顔をしたが、ニコリと笑って名刺交換に応じてくれた。
「経済界の大物までが、私と名刺交換してくれた! 今日はなんて良い日なんだ!」

 それから数ヶ月後—。

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5年後、金持ちになる人 貧乏になる人

田口智隆

500円でランチするなら、何を選ぶ? ファストフードで、ハンバーガーとポテトのセット。オーガニックの、野菜サンドとコーヒー。毎朝の通勤電車、ゲームのアプリを買うか、英単語のアプリを買うかーー。同じ大学、同じ年齢、同じくらいの外見。ほと...もっと読む

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shimadakana あたしも作家デビュー前後から5年くらいはあちこちのパーティーに顔出して名刺配りまくって「営業」したつもりになっていたが、その後ご縁ができたのはほんの少し。... https://t.co/k17n9Vuyig 約3年前 replyretweetfavorite

shinogu726 #スマートニュース 約3年前 replyretweetfavorite