「嘘のようなブス」。おそらく本人が一番ウソであってほしいと思っている
今回のテーマは「ファビュラスブス」である。
「性病持ちの童貞」の如く矛盾した言葉だと思った者は不勉強だし、残念ながら性病の童貞もいる。慈悲はない。
昨年の夏コミ頃、彗星の如く現れ腐った「ファビュラス」という言葉だが、正確に意味を知っている者がどれだけいるだろうか。よくわからんが、叶姉妹みたいに「ゴージャス&エレガント、股間にバタフライのタトゥーを入れていたらファビュラスなのだろう」と思っているのなら、新しい言葉を覚えたてのフグ田タラオさん(3)と同レベルである。
「ファビュラス」というのは〝伝説上の、信じられないほどの、嘘のような、途方もない、ものすごい、素晴らしい、素敵な〟という意味だそうだ。つまり「ファビュラスブス」というのは成立するし、むしろブスをより一層引き立てていると言っても過言ではない。
「嘘のようなブス」。おそらく本人が一番ウソであってほしいと思っているだろう。「伝説上のブス」。こっちはついにレジェンドである。
伝説上の美人と言われると、妖精や精霊など屁で吹っ飛んでいきそうな、か弱い生き物が連想されがちだが、伝説上のブスだと、ベヒモスなど屈強な生物が思い浮かぶ。やはり伝説は美人なんかよりブス様の方が似合うのだ。
何故ブス様が男を上げるのに使われなくてはいけないのか
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