学校にアイドル部を作ろう!

アイドルの世界を誰よりも知る中森明夫さんが、アツい思いで書き下ろした『アイドルになりたい!』。特別掲載の7回目は、全国の中学・高校に「アイドル部」を作ろう!というお話。部活だったら、運営側の大人たちに搾取されないし、顧問の教員がいるから、トラブル処理も安心。だから大人を味方につけて、「アイドル部」を作ろう!が語られます。

高校野球のように

 アイドルになりたい!
 そう思っているきみは、今や誰でもアイドルになれる—ということを知っている。問題は、アイドルになってどうするか、いかに充実した時間をすごすか? なんだって。

 高校野球を考えてみよう。
 卒業してプロ野球の選手になれるのなんて、ごく一部だろう。甲子園大会に出場できる者さえ少数でしょう。

 それでも高校時代に野球にかけて、毎日、汗を流して、がんばって、やがて卒業してゆく。そういう青春はすばらしい!
 アイドル活動が、そんな高校野球のようであっても、全然いいと思う。

 実際、歌もダンスも未熟で、けど、懸命にがんばってるご当地アイドルを応援するファンって、エラーも多いけど、毎試合、全力でプレーする高校野球に声援を送る観客たちと同じ気持ちでしょう。

 プロの選手にはなれない、甲子園には出場できない……でも、誰でも野球はできる。
 それと同じように、誰でもアイドルになれる時代がやってきたんだ。

 野球だけじゃないよ。サッカーだって、バスケットボールだって、陸上競技だって、スポーツはみんなそうでしょう。あるいは、ゴルフやダンス、バンド活動なんかの趣味と言われてるものだって同じ。

 誰でもできる。いつでもできる。日本中のどこに住んでたって、できる。若くても年配の人でも、みんなできる。
 今やアイドルもそうなりつつある。けど、それがいつまで続くかということだ。

 アイドルというジャンルを一過性のブームで終わらせては、いけない。誰もがアイドルになれる環境を、より長く持続させること(そう、永遠に!)。

 そのためには、どうすればいいだろう?

 野球やサッカー、陸上競技なんかのスポーツなら、日本全国、ほぼすべての中学・高校でクラブ活動がある。体育の授業でやったりもするよね。

 2012年度から全国の小中学校の体育科目でダンスが必修科目になった。なかにはヒップホップダンスも含まれる。

 えっ、ヒップホップ⁉ 趣味や遊びで、若者たちがクラブとかでやるもんじゃなかったの? と驚いたけどね。

 また、バンド活動をやる女の子たちが増えた。高校に軽音楽部があるからだ。『けいおん!』なんてアニメもありました。

この続きは有料会員登録をすると
読むことができます。
cakes会員の方はここからログイン

1週間無料のお試し購読する

cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。

人気の連載

おすすめ記事

読み始めたら止まらない、本格的アイドル入門本!

この連載について

初回を読む
アイドルになりたい!

中森明夫

「アイドルとは、『好き』になってもらう仕事」--。アイドルの世界を誰よりも知る作家/アイドル評論家の中森明夫さんが、満を持して放つ『アイドルになりたい!』。中森さんだからこそ語れる、アツくて深い言葉たち。「アイドルになりたい人」だけで...もっと読む

この連載の人気記事

関連記事

関連キーワード

コメント

consaba 中森明夫「問題は、 3年弱前 replyretweetfavorite

hyoujoukinn https://t.co/ivsT78lLd5 3年弱前 replyretweetfavorite

mgcnbba  ラブライブの世界を実現する第一歩・・・! 3年弱前 replyretweetfavorite