どうせなら、サバンナでインパラを四つん這いで追いかけているブスになりたい
アンテナの立っているブスでありたい。
山奥でも、このブスの近くなら携帯が繋がるとか、避雷針代わりになるブス、という意味ではない。
〝情強〟でありたい、ということである。
今の世の中、知識がない情弱は格好の食い物だ。ブスの上に、被捕食者にはなりたくない。どうせなら、サバンナでインパラを四つん這いで追いかけているブスになりたいし、その姿はジオグラフィック写真賞を取れるだろう。
捕食者として、まず押さえておきたいのが2017年の食品のトレンドだ。
食品といっても、今年はこのスイーツがくる、とかではない。確かに、パンケーキというより「パンケーキを食ってるブス」が爆発的に流行ったこともあったが、そういう浮わついたものではなく、世界規模での食の傾向のことである。
グローバル市場調査会社の調べよると、2017年の食のトレンドは「伝統の復活」だそうだ。伝統といっても、孫に絶不評のおばあちゃんのニシンパイなど、生半可な昔の食文化の復活とかではなく、「古代」までいくそうだ。
前回、旧石器時代の食文化を取り入れるダイエットが流行っているという話をしたが、マジで古代食の波がきているようである。これはブスにとって良い波だ。縄文時代や石器時代が似合うのはどう考えても美人よりブスだし、美的感覚も時代によって変化するので、縄文人から見ると、今のブスの方が美人かもしれない。
縄文人から見てもブスだったとしたら、「時代に左右されないブス」として誇って良いし、少なくとも中生代・三畳紀まで戻れば「カワイイ」と思われるだろう。恐竜から見れば、どんなブスでも小柄でカワイイはずである。
つまり、これからは石を遠くに投げたり、マンモスを素手で倒せる女の方がモテるというわけだ。これはブスにワンチャンである。
「寝ている間に何とかしてほしい」=完全にブスの発想である
cakesは定額読み放題のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。cakesには他にも以下のような記事があります。