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こんにちは、きのコです。
先日の記事「「出会いがない」と嘆くあなたへ」の中では、自分の興味に合いそうなイベントに参加することが効率のいい「出会い方」の一つだというお話をしました。
今回はさらに上級編として、「自らイベントを主催する」という方法をお伝えしたいと思います。私が主催している「ポリーラウンジ」というポリアモリーに興味がある人の交流会や、自宅でのホームパーティーを開く時のポイントについて、お話していきます。
会場探しで一番気をつけていること
まずはイベント全般にいえることですが、自分で主催するのですから、場所からゲストから飲み物・食べ物、かける音楽やインテリアにいたるまで、自分の好みで決めることができます。
最近は貸し会議室やレンタルカフェなど「場所の時間貸し」ビジネスも定着してきた感があり、レンタルスペースの検索サイトも充実していますので、やりたいイベントに合わせて場所や設備を選ぶことも難しくありません。コストを抑えたい場合は、自治体が運営している公民館などを利用することもできます。
私がポリーラウンジを主催する時に気をつけているのは、できるだけ「畳に座れるイベントスペース」を探すこと。イメージはスーパー銭湯によくある畳の大広間で、皆が飲んだり食べたりお喋りしたり寝転がったりしている、あののんびりとした空間です。
「非日常の空間で、20人と愛について語り合いました」でも書いたように、経験上、なぜか「畳に座布団」の方がくつろいで話をすることができるのです。椅子より座布団の方が、不思議と物理的にも精神的にも距離が近くなりやすいような気がします。
一体感をつくるためのポイント
それから、準備や後片付けはできる限り参加者も含め皆でやります。その場の誰もが一緒に何か作業をすることで、主催者と参加者、または参加者同士の間の垣根を取り払い、一体感が生まれるのです。
「主催者だから責任をもって皆をもてなさなければ」と思い込まず、ホストとゲストとにきっちりと分けすぎない方が、「皆でつくるイベント」という感じを楽しめるのではないでしょうか。
他には、飲み物・食べ物を準備すること。
音楽をかけること(クラシックなど落ち着いたものよりは、ポップスなど明るい曲の方が、会話が弾みやすいようです)。
名札をつけて、お互いを呼びやすくすること。もちろん、本名でも匿名でもOKです。
そして何より、ポリーラウンジでは、「話したいことは話していいし、話したくないことは話さなくていい。訊きたいことは訊いていいし、訊かれたことに答えなくてもいい」というルールを大切にしています。
それと、イベントの最初と最後に、自己紹介や感想など、全員が聞いている状態で一人ひとりが話す時間をつくっています。もちろん話すことは強制でなくパスしてもいいのですが、こういう時間を設けると、お互いをよりよく知り、興味をもつことができるようになるのです。
ホームパーティーを成功させるコツ
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