平日昼間の映画館。客層は9対1で圧倒的に女子が多い。周囲の好奇な視線に晒されながらも、ぽつねんとスクリーンに没頭していた。
『ラ・ラ・ランド』——言わずと知れた、異例のヒットを飛ばすミュージカル映画だ。
幻想的なロサンゼルスの街並みを背景に、主人公2人の夢と情熱、恋心が交錯する。39歳、“不惑”間近の中年記者・スギナミには熱量が高すぎる若者たちの青春劇。眩しすぎて直視できない……と同時に込み上げてくる焦燥感。
「オッサンだって恋がしたい!」
連日連夜のサウナ通いでデトックスされたはずの“黒い煩悩”がまたぞろ復活。フン、フー、フンフーフ♪ エンドロールで流れた曲をハミングしながら、三十路ラストの黄昏流星群を探しに、夜の赤坂見附へと向かうのであった。
美女は店の雰囲気と男への安心感に酔う
(写真右から)マリ、ユキ、カナ、アユ。取材に協力してくれた女性会員たちと乾杯。フツーのOLのため顔出しできないのが残念だが、目を見張るような美女ばかりだ
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