おじや万歳! コメに振り回されて生きるのもいいもんだ。

アフロで無職で独身の、稲垣えみ子52歳。朝日新聞退社後、激変したのは食生活。メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、超低予算ながら、本人はいたって満足。冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? レシピ本不要、作り置き不要、準備は10分でOK。今日もおいしく、いただきます!

コメに振り回される

 みなさまこんにちは。まあ生きていればいろいろとありますが、ご飯だけは毎日元気に食べているイナガキです。

 さて早速ですが、前回のおさらいです。

 私がコメを炊くのは3日に一度、ゆえに貴重な「炊きたての日」はご飯が堂々のメーンであり、なのでどうしても献立がワンパターンになるということ、しかしそのワンパターン献立こそが究極の贅沢であるという強引な持論を展開いたしました!
……納得していただけたどうか不安がないといえば嘘になります。ですが言ってしまったものは仕方ありません。不安に目をつぶり、話を次に進めさせていただきます。

 確かに贅沢な「炊きたての日」。しかし残り二日の「炊きたてじゃない日」はどうなるのか?

 それは「我慢の日」なのでしょうか。もしそうなら、私の人生の3分の2は心に不満を抱えながら食事をすることになってしまいます。

 しかし、ご心配には及びません。

 確かに「炊きたて」の幸せは、残りの2日にはありません。しかし、ちゃんと「炊きたてじゃない日」だからこそのお楽しみがあるのです。

 というわけで、今回は「炊きたてじゃない日のご飯」について。

おひつの底力を知る

 私は炊飯器も冷蔵庫も持っていないので、ご飯は「おひつ」で保存しています。

 故あって冷蔵庫を手放すことになり、ハテご飯はどうやって保存しようかと悩んだ挙句に導入したのがおひつでした。しかしこれが予期せぬことに、あまりにも優れた調理道具だった!
 炊きたてご飯をすぐさまおひつに移すと、木が余分な水分を吸い取ってくれるせいでしょう。それだけで、米の一粒一粒が独立したモッチモチのご飯に! 冷凍ご飯とは比べるべくもありません。

 最初にそれを食べた瞬間、これほどの存在を50年近く知らずに過ごし、結果として微妙にうまくない飯を延々と食べつづけてきたことを大いに悔いたのでした。

 さらにおひつが優れているのは、常温でもご飯が平気で「持つ」ことです。さすがに真夏は厳しいが、東京の我が家においては、それ以外の季節は冷蔵庫などなくとも3日はいける。
 しかし当然のことながら、炊きたてご飯と同様の状態がキープされるわけではありません。日が経つにつれ、どんどん乾いて固くなってきます。だからこそ腐らないわけですが……。

固くなったごはんをどうするか

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アフロえみ子の「自由メシ!」

稲垣えみ子

アフロで無職で独身の、稲垣えみ子53歳。朝日新聞退社後、激変したのは食生活。メシ、汁、漬物を基本に作る毎日のごはんは、超低予算ながら、本人はいたって満足。冷蔵庫なし、ガスコンロは一口、それでもできる献立とは!? レシピ本不要、作り置き...もっと読む

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コメント

marekingu #スマートニュース 3年以上前 replyretweetfavorite

tipi012011 ストウヴだ! 3年以上前 replyretweetfavorite

kenzo_moratoriu これ読んでからおれもおひつ買おうかと思う。実家出たら 3年以上前 replyretweetfavorite