化粧水は少しずつなじませる
肌の潤いをキープする上で欠かせないのが、洗顔の後の化粧水。その後に続く美容液やクリームなどの美容成分を、肌をふやかすことで深部(角質層まで)に届きやすくしてくれるステップです。たっぷりつけて一度ですませようとせずに、数回に分けて少しずつ浸透させていくのがコツです。そもそも手のひらに乗せられる量には限界がありますから、適量を複数回つけるようにしましょう。
その際、手のひらで顔を叩くのではなく、水分を閉じこめるように顔をやさしく手のひらで押さえること。
弾力線維と呼ばれる「コラーゲン線維」が紙一枚分の表皮の下にある真皮に張りめぐらされ、肌のハリを保ってくれているのですが、顔を朝晩365日叩き続けると物理的なダメージが蓄積し、シワやたるみの原因になります。要するに顔を叩くということは、自分の顔を自ら傷つけるようなものです。
どうしても「入れ! 入れ!」と思ってしまうから、無意識に強い力を加えてしまうんですよね。何より朝は忙しくて余裕もないから、乱暴になってしまうのも致し方ありません。それでもできれば叩かず、手でなじませることを意識してみてください。
なお、コットンでパッティングする際もやさしくするのが基本です。個人的にはコットンを使わずに手でなじませる方法をおすすめしますが、コットンを使いたい場合は赤ちゃんの頬に触れるような気持ちでやさしくパッティングしましょう。自分の肌を大切にしてください。