第5回 「メイキング」で商品を“自分ごと”化させる

ソーシャルメディアを活用し、大成功した全日空ボーイング787のキャンペーン。前回ではキャンペーンの内容を具体的に紹介したが、その成功の裏には、いくつかのポイントがある。改めて解説していこう。

本連載では、『「ストーリーで差をつける」SNSマーケティング』のエッセンスをご紹介します。


情報発信はお手本は「映画の予告編」

 1つは、コンテンツ構成を3ステップにまとめ、ストーリーとして組み立てたことである。
 「ボーイング787は、どんな機体なのか?」「これまでの航空機とどう違うのか?」など、まずユーザーの「見たい」という欲求を喚起し、先に説明した“共感コンテンツ”による“動機づけ”を行なった。

 ユーストリームやテレビのニュースなどで機体を見た後は、「なぜ翼はあのような形になっているのか?」「どこが優れているのか?」「なぜ全日空が最初に導入したのか?」といった疑問が湧いてくる。
 Facebookページでは、そうしたユーザーの好奇心をくすぐるように、「知りたい」情報を投稿した。

 さらに前述したように、情報をあえて小出しにするというテクニックを使い、まるで映画の予告編を見ているかのような期待感をユーザーに与えている。
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ストーリーで差をつけるSNSマーケティング

伊藤一徳

Facebook、Twitter、LINE、Google+など、SNSの普及でマーケティングの常識は変わった――広告して収穫する狩猟採集の時代から、“顧客を育成する農耕牧畜の時代”へと変化したのです。顧客を創造し、ファンにするには、商...もっと読む

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S_Ikeguchi 山口宇部・羽田間でも飛行が再開される予定のボーイング787。機体導入までの全日空のマーケティング戦略が載っている『「 5年以上前 replyretweetfavorite

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