ほとんどの肌荒れ原因はシェービングという事実
社内外の男性と接する際に、つい身だしなみをチェックしてしまうパーツはどこでしょうか。
パナソニック株式会社が20〜30代の男性ビジネスパーソン500人にアンケートを取ってみると、唯一過半数を超えた回答があったのが「ヒゲ」。正確にはヒゲの形状そのものよりも、ヒゲのまわりの「剃り残し」や「剃り跡(青ヒゲ)」「カミソリ負け(傷や肌の赤み、荒れ)」がないかどうかを見られているようです。
このアンケートは男性を対象としていますが、女性の立場でもよくわかります。女性と男性の身長差からすると、女性の視線の先にまず目に飛びこむのが男性のアゴまわり。そのヒゲがどれほどおしゃれであるかどうかよりも、ヒゲのまわりの肌がきちんと整えられているか、剃り残しがないかどうかを瞬時にチェックされてしまうようです。たしかに肌が荒れ、血が噴き出していたりすると、痛々しく不健康に見え、どこか頼りない感じがしますよね。
ヒゲの周囲に肌荒れがあるとすれば、その原因のほとんどはシェービングです。正しいやり方でシェービングができていないから、肌荒れにつながってしまうのです。
ヒゲの量に関わらず、ほとんどの男性は毎日ヒゲ剃りをされると思いますが、このヒゲを剃るという行為は、たとえて言うなら木の表面をカンナで削るようなもの。ヒゲの根元だけをスパッと切れればよいのですが、残念ながら実際は、肌の表面を同時に削っていて、しかもそれが毎日くり返される。
肌の構造として、一番上の角質層を含む表皮があり、その下に真皮があります。表皮の薄さは約0・1ミリ。紙一枚分くらいですね。ここがめくれても血は出ません。(擦りむいて赤くなっても出血しないことがありますよね)
その表皮の中でも最上部にある角層はさらに薄くて約0・01ミリ。食品用ラップくらいですね。この角質層が水分を保ち、肌の潤いとなめらかさを保ってくれるのですが、間違ったヒゲ剃りはここを必要以上に削ってしまい、それを毎日続けているとカミソリの刃がその下の真皮に達して毛細血管が切れて血が噴き出ます。
そうならないために「正しいシェービング方法」を実践すること。
これまで生きてきた中で、正しいシェービングの仕方を誰かに教わった経験がない方がほとんどだと思います。でも、もう大丈夫。ここで、美しく剃り上がり肌がつるつるになる、正しいシェービングの基礎知識を学んでいきましょう。
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