もう年齢の話はやめませんか?

女性に対して「いくつですか?」と聞くのはマナー違反という話はよく聞きます。しかし逆に「私、いくつに見えますか?」と聞かれたときは、どう答えればいいんでしょう? 今回の「ワイングラスのむこう側」は、散々この手のことを聞かれてうんざり気味のbar bossa店主・林伸次さんが、この年齢問題にある提言をします。

「私、いくつに見えますか?」の恐さ

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

最近、2回ばかり、女性の年齢の件で失敗したんです。具体的なことは書かないのですが、要するに、ちょっと多めに見積もってしまったんです。

よく言いますよね。「私、いくつに見えますか?」って聞かれたら、「本当に思った年齢の3歳下を言え」とか、あるいは逆に女性から「私、今33歳なんですけど」って言われたら、びっくりした表情で「ええ! 20代後半くらいだと思ってた」って答えきゃいけないとか。そういう処世術みたいなこと。

もちろん僕もそういう世の中の常識のことは知っています。でもその時、なぜかうっかりして少し多めに言ってしまったんです。僕にとってはちょっとした勘違いと言いますか、頭がぼんやりしてたと言いますか、「軽いミス」だと思うんですけど、相手からすると僕の「ちょっと多めの見積もり」に腹が立ってたはずなんです。「そんなわけないでしょ」とか「私、いつも若く見られるのに、こいつはどうして? このバカ林!」とか思ったと思います。

いいわけをするつもりもありませんが、僕の「女性の年齢」に対する見解を申し上げておきますと、若くても年をとっててもどっちでも良いんです。「若い方が魅力がある」なんてことも思いませんし、「年をとっているけど若く見えるのがカッコいい」とも、なんにも思いません。それくらいどっちでもいいです。

22歳ですごく落ち着いている女性もいれば、65歳ですごく魅力的な女性もいるし、本気で別に年齢って関係ないと思っているんです。こういうことを言うと、すごく「綺麗事を言ってる」って思われそうですが、本気でそう思っているんですね。

だから、本当は45歳の人が33歳に見えたら「うわー!」とは驚きますが、それが特別良いこととも思わないんですね。同様に、本当は35歳の人が38歳に見えたからってそんな、別になんでもないことだと思うんです。いや本当に、本気で「年齢って生まれてからの経過したただの数字」だと思っているんです。

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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

marekingu #スマートニュース 1年以上前 replyretweetfavorite

shima_h_ 同感。 https://t.co/TScGfpAzx0 1年以上前 replyretweetfavorite

NmbrTen 同感だ。 >  1年以上前 replyretweetfavorite

mottocomo 「雨ふってますねー」「結婚しないの?」「いくつに見える?」は同じ話題。これといった話題や共通点がない相手とはなりだちよね。 1年以上前 replyretweetfavorite