買う前に知っておきたいフレグランスのマナーと種類
私、山川アンクのYouTubeチャンネルの中で最も視聴回数が多いのが、フレグランス(香水)に関する解説動画。男性のみなさんが強い関心を寄せてくださるのですが、私のスタンスは一貫して「ビジネスシーンでのフレグランス(香水)使用はNG」です。
というのも、職場はいろんな価値観の方が入り混じるところです。営業先や商談の場ではなおさらでしょう。フレグランスというのは一般的にはいい匂いとされているものでも、人によっては不快に感じることがあります。どれだけ評判のいい香りでも、それが「鼻につく」人はどうしてもいるものです。要するに、好みには個人差があるんですよね。
とはいえ、使い方やTPOさえ間違えなければ、フレグランスも有効に働きます。たとえばビジネスを離れて大切なパートナーとお出かけする際に、彼女の好きな香りを身にまとうのは粋な使い方。
というわけで、フレグランスについて今からお話しすることは、あくまでビジネスシーンではなくプライベートやアフター5で使用することを前提にしていただければと思います。
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フレグランスは揮発性のあるものなので、香りは下から上に上がります。お腹の前あたりで手に持って、前方に広がる空間に1〜2プッシュして吹き出してください。自分の体ではなく体の下前方に吹き付けます。そこに生まれたスプレーの霧の中をすっと通って、また戻る「香りの霧をまとう」イメージです。こうするとフレグランスの粒子が下半身にまんべんなく付着し、アルコールの揮発に角がなくなり、香りがふわりとやさしくなります。「霧を全身にまとう」のが上手な付け方なんですね。
また、その際は必ず裸になってください。衣服ではなく肌に直接つけることで、体温で揮発速度が変わり、香りの微妙な変化に個人差が生まれます。さらに体臭となじんで初めて「その人らしい香り」になります。服の上から吹きかけると染みの元にもなりますから、フレグランスは必ず肌につけるものと覚えましょう。