ココ・シャネルに学ぶ「女の魅力」

誰もが知る有名ブランド「CHANEL」。その創業者のココ・シャネルは、恋多き女性だったと言います。しかし彼女はけして美人だったわけではなく、それなのに抗いがたい魅力にあふれていたそうです。彼女の魅力の源はなんだったのか? フランス在住の中村さんが考えます。

家族から捨てられて育ったシャネル

先日、ココ・シャネルの人生を題材とした本『シャネルの真実』を執筆した、パリ在住のジャーナリスト・山口昌子さんの講演に足を運んでみました。

パリに住んでいるからといって、シャネル・ブランドが身近になったわけでもない私は、その洋服や香水ではなく彼女自身、本名ガブリエル・シャネルという一人のフランス人女性に興味を持ちました。

これまでシャネルの生涯を描いた映画を観たことはありましたが、この本は綿密な取材により、シャネルの親族やシャネルに長年仕えた職人による証言が加えられ、より興味深いものになっています。

この本によると、シャネルは子供の頃に家族に捨てられ孤児院で育った後、お針子として職を手にし、歌手を目指すためにカフェに出入りしていました。そうこうするうちに資産家の一人に見初められて、お屋敷暮らしをすることに。そこで自分の帽子を作って評判を得、後のファッション・ブランド「CHANEL」に成長する店を始めた、というキャリア等が綴られています。

また、現存するシャネル店舗のオープンを手助けしてくれた男性アーサー・カペルこそ、彼女が生涯で一番愛した人だと紹介されていました。その後も彼女の人生には何人もの男性が現れ、恋に発展していることもわかります。

ただ、私がこの本を読んで最後までどうしてもわからなかったことがありました。それは、シャネルの「女性としての魅力」です。

シャネルの魅力の謎

ガブリエル・シャネルという人は、この本の中で「痩せて大きな目と口、鼻ばかりが目立ち、お世辞にも美人とはいえない」と描写されています。また、パリの社交界の女王であったミジア・セールという女性が、シャネルについて語った記録が残されています。

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“花の都”と称され、雑誌やテレビでもその優雅なイメージが特集されることの多い、フランスの首都・パリ。パンやスイーツはおいしいし、ファッションは最先端だし、歴史ある建物たちも美しいし、住んでいる人もおしゃれな人ばかり……と思いきや、パリ...もっと読む

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コメント

ni_______ "また、日本人の言う「孤独」と 8ヶ月前 replyretweetfavorite

miiiinase 孤高だ… 8ヶ月前 replyretweetfavorite

ayakahan いよいよ公開!|[今なら無料!]生粋の日本育ち女子がのぞいた、常識やぶりなパリジャンたちの素顔 8ヶ月前 replyretweetfavorite