夏のお供にステテコ?? 汗・臭いを抑えるテクニックいろいろ

人の印象は見た目が50%以上。ビジネスの現場において、身だしなみに気を使っている人とそうでない人では、最大2700万円もの生涯年収の差が出るというデータもあります。実はかなり重要なビジネスにおける「見た目」について、メンズ美容家 山川アンクさんが、相手によい印象を持ってもらえて、明日からでもすぐできる、身だしなみの基本を書いた「収入2700万円の差がつく身だしなみ」の内容を、特別掲載いたします。

冷たい飲み物で手を冷やすと汗が引きやすい

 汗をケアするための方法やタイプ別の対策製品は以前にお伝えしましたが、ここで裏技をひとつ。そもそもの汗の量を抑えるテクニックをお教えします。

 その方法とは、汗をかき始めたらすぐに冷たい飲み物が入ったグラスを両手で包むように握ること。

 体の中でも末端に位置する手は、言わばクルマに搭載されているラジエーター(液体や気体の熱を放出する装置)のようなもの。脳が「冷えてきたな」と判断すれば、体温が落ち着いてきて、だんだん発汗が抑えられていきます。
 外の気温が上がったり、運動をして体温が上がったり、風邪を引いて発熱すると汗をかきます。汗をかくのはヒトが体温を一定に保つために必要な働きですから、決して悪いことではなく、自律神経が正常に働いている証拠です。
 ただ、夏場に大量の汗をかいてしまって、肌着がぐしょぐしょになってしまうのは気分的にはツラいもの。クール・ビズとはいえジャケットを羽織る場面もあるでしょうから、いよいよ汗から逃れる術はありませんよね。
 うちわで扇ぐ、扇風機に当たる、エアコンの風を浴びるなど、汗を引かせる方法にもいろいろありますが、試しに自動販売機で缶ジュースやペットボトルの水を買って、手に持ってみてください。きっと効果を実感できるはずです。

靴はコーヒー一1杯分の汗を1日で吸う

 足から出る汗はエクリン腺に由来するものですから、臭うものではありません。ただ、足はたくさんの汗をかきます。緊張すると手が汗ばむように、足もまた精神的なものが作用しがちで、少なくとも一日で200ccの汗をかきます。ちょうどコーヒー1杯分くらいですから、靴の中にコーヒーをドボドボと注ぐイメージをしてみると、いかに汗が多量であるかがわかるかと思います。
 そして最初はあまり臭わないものの、靴を履いているために通気性が悪く、菌が繁殖して臭気を発生させます。革靴などは特に顕著です。

 そこで靴の中で「菌を繁殖させない環境づくり」をすることが、足のニオイを抑える基本的な考え方。お風呂で指の股までしっかり洗う、菌の温床になる爪を伸ばしたままにしないのは前提として、次の4つを実践してみてください。

【1】脱いだ靴を風で乾かす
一日履き続けた靴は、風通しのいいところで休ませ、乾かしてから履くようにしてください。汗を吸った生乾きの状態でくり返し履いてしまうと、どんどん菌が繁殖して臭くなるからです。くり返しますが、一日にかく汗の量は、足だけでコーヒー1杯分です。

【2】靴を脱いだ後に抗菌処理する
 菌の繁殖を防ぐために、一日の汗で湿った靴は、直射日光の当たらない風通しのいい場所に置くのが一番よいのですが、それが面倒な場合は、脱ぎ終わった直後の靴に抗菌作用のあるスプレーを吹き付けるのも一手です。特にスプレーは水分を吸うパウダーを含んでいるものが多く、汗の乾きも早くなります。履き終えた靴はとにかく乾かしてあげるのが鉄則。衛生的にもシューズボックスには除湿剤を置くとよいでしょう。

【3】同じ靴を毎日履かない
 自分の重い体を終日支えてくれた靴ですから、帰宅後は靴自体もくたくたになっています。ビジネスシューズは最低3足をローテーションさせるようにして、一足につき中2日で休ませてあげましょう。その間、汗も自然に乾き、靴も長持ちします。

【4】ニオイ対策用の靴下を履く
 世の中は便利なもので、ない商品を探す方が難しいほど。足のニオイ対策のために開発された靴下まで存在します。靴の中の菌が繁殖しないよう、靴下がブロックしてくれるイメージです。気になる方は、こちらも併用すると安心ですね。

 ところで、そもそも靴や靴下を何とかする前に、足そのものが臭い場合もあるかもしれません。
 足の裏には凹凸があり、きちんと洗っても汚れや垢はなかなか取れないものです。爪の脇の溝に入りこんでしまうと、すべて落とし切るのは難しいでしょう。結果、菌が繁殖して水虫にもなり得ます。

 水虫になったら病院で治療するのが一番早いのですが、忙しくて病院に通う時間が惜しいという方は木酢液(もくさくえき)で足湯をするとよいでしょう。木酢液はネットでも入手でき、ドラッグストアやホームセンターでも販売されています。木酢液に含まれる酢酸は殺菌力が強く、水虫に効果があると言われています。

 使い方としてはまず、木酢を5〜10倍に薄めた40℃くらいのぬるま湯をバケツやボウルに入れてください。そこにしばらく足を浸けておき、皮が剥けてくるまで放置するだけ。ガサガサの足もツルツルになります。
 とはいえ民間療法ですし、皮膚の弱い方は炎症を起こす場合がありますので、あくまで自己責任の元、通院できない場合のプランBとして覚えておいてください。

夏の救世主、その名はステテコ


 スーツの章でロングホーズの靴下をおすすめしました。スーツの裏地が汗でべたっと張りつく不快感が、長い靴下のおかげで軽減されるというお話でした。

 ロングホーズは膝から下の部分で効果を発揮しますが、夏場は太ももにも汗をかきます。太ももに汗をかいたまま電車の座席に座った時を想像してみてください。これまたスーツの裏地が張りついて不快感がありませんか。

 そこで救世主となるのが、ステテコです。
 もしかして「ステテコなんて暑い」と思いませんでしたか。スーツの下で暑さが倍増するのではと、疑問に思われたかもしれません。
 たしかにステテコは、どちらかといえば寝間着や部屋着として、それ単体で着るイメージです。ステテコ自体は涼しくとも、何かの下に履くのは、特に夏場は不向きではないかと思われるのも理解できます。
 ただ、最近はインナーとして、スーツの下に履けるスリムタイプのステテコが販売されています。かさばらず、そしてロングホーズのように汗を吸ってくれますので不快感が緩和されます。涼感タイプのものなら、なおよいですね。
 スーツとステテコ。意外な組み合わせですが、ぜひ一度試してみてください。

お座敷に上がる前のトイレチャンス

 接待や会社の飲み会で、お座敷に上がる時があると思います。足のニオイが気になる人にとって、これは大ピンチ。日中に汗をかき、菌が繁殖した足が靴から飛び出るその瞬間、これから始まる大切な宴をニオイが台無しにしかねません。「自分でも臭い」と自虐的に笑いを取れれば上級者ですが、臭いものは臭いのです。苦手な人は苦手です。
 こうした悲劇に陥らないために、そんな日には交換用の靴下と消臭スプレーをバッグにしのばせておきたいもの。そして宴の直前に、トイレでささっと取り替える。有事に備えるのがデキる男というものです。

 そう、トイレタイムはチャンスタイムでもあります。日中、誰しもトイレに行くかと思いますが、男性も一度は個室に入ることをおすすめします。
 男性が個室に入るのは、もちろん用を足す目的もありますが、疲れた頭をリフレッシュしたい時、少しの間ひとりになりたい時などさまざまあるはずです。職場でずっと張りつめているのは精神的にも負担がかかりますから、適度な息抜きの場として、個室を休憩所として機能させている人も少なくないでしょう。

 その際、私からの提案として、個室にいる間は靴を脱いでもらえればと思います。靴を履き続けていると湿気がたまって蒸れてきます。その蒸れが足のニオイに直結します。ですからほんのわずかな時間でも靴を脱ぎ、こっそり空気に触れさせてあげてください。するとしないとではずいぶん違ってくるはずです。

 これで「突然のお座敷」というピンチはしのげるでしょうか。最も効果的なのは「今日の飲み会はお座敷かどうか」を事前に幹事に確認することですけどね。

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収入2700万円の差がつく身だしなみ

山川アンク

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