からあげは「美味しくてブスになれる」というミラクルフード
今回のテーマは「からあげブス」である。
そう言い残して、魚民とか行きたい。こんな言葉が出てしまった時点で、本日は閉店だろう。
前回(シーズン1)の「ブス図鑑」の連載の最後に「今度は、からあげか猫の話をしたい」と書き残したら、担当がその思いを汲んでくれて、イの一番にこのテーマを出してきたのだ。
夢というのは、中途半端に叶うぐらいなら、まったく叶わない方が良いという好例である。
<からあげとブスの関係性>を科学していけばよいのだろうと思うが、まず、からあげさんはブスと関わりたくないと思う。しかし、からあげとブスは無関係というわけではない。365日、からあげだけを大量に食べ続ければ大体の人間はブスになれるからだ。
世の中に売っている美容サプリや化粧品などは、ザックリ言ってしまえば「美人になる薬 ※効果は個人の実力によります」だ。そういった意味では、からあげは「ブスになれる薬」といえる。
ただ単にブスになりたいだけなら、ラードなどを飲み続ければよいかもしれないが、それでは味がキツくて続かない。その点、からあげは「美味しくてブスになれる」というミラクルフードである。
美味しいことを売りにしている美容食は多いが、からあげほど美味いものはそうそうないだろう。もちろん、中には「365日も待てない」という、わがままボディ(0.1t)もいるかと思う。
そういう場合はもう、額とかに、からあげを貼り付けて歩けばよい。「貼るロキソニン」ならぬ、「貼るからあげ」だ。しかも効果が目に見えてわかる。
まさに、からあげは「ブスの特効薬」といえる。あとは、治すほうの特効薬が一秒でも早く出来てくれることを神に祈るばかりだ。