そもそも株式、債券、FXの違いって?

投資信託の基本から活用方法、具体的なおすすめ商品まで、全8回にわたってお届けしていく本連載。第6回目は、「そもそも株式、債券、FXの違いって何?」という疑問におこたえしていきます。

前回まで投資信託についてご説明してきましたが、投資の経験がない人は、そもそも「株式や債券に投資をする」といってもピンとこないかもしれません。そこで、今回はそもそも「株式や債券」とは何なのか、基本のキを解説していきます。

株式と債券の違いは?

まずは株式について説明しましょう。株式というのは、株式会社が投資家から資金を集めるために発行するものです。投資家は、出したお金の量に応じて株式を保有し、その分の会社の権利を持つことができます。

株式会社は、いろんな人からお金を出してもらうことで成り立っています。会社の権利を小分けにしてお金を集めるためのしくみが株式といえます。

株式から得られる利益は2つあります。

ひとつは配当金です。株を持っている人(株主)は会社のオーナーですから、会社に利益が出るとその利益の一部を配当としてうけとることができます。どれくらいの配当金が出るのかは、会社やその業績によって異なります。

もうひとつが売却益です。株式を売るときに買ったときよりも株価が上がっていると、値上がりした分の利益を得ることが可能です。

企業の業績は変動するものなので、株式は大きく値上がりすることもあれば、大きく値下がりすることもあります。何十倍になることもありますが、会社が倒産してゼロになってしまうこともあるのです。

いっぽう、債券というのは、会社や国、自治体などにお金を貸す証拠として発行してもらう証書のようなものです。お金を貸す代わりに一定の利息をもらい、最終的に元本を返してもらうしくみです(あらかじめ利率や満期などは決められています)。国が発行する債券のことを国債といい、地方自治体が発行する債券は地方債、企業が発行する債券は社債と呼ばれます。一般的に債券は株式に比べて利回りが小さくなります。

第2回でもお伝えしたとおり、長期での運用を考えた場合、まず基本となるのは株式です。その理由は、一般に、株式は長期的に債券よりも高いリターンをもたらたしてくれるからです。そのかわり、債券よりもリスクは大きいのですが、長期で国際分散投資をすることで、その分を吸収できるというわけです。ですから、すでに手元に預金が十分にあり、積立期間が20年以上ある人であれば、債券は持たずに、株式100%で積み立ててもいいでしょう。

ただ長期的に価値が向上していくとしても、短期的には株価は大きく変動することもあります。そこで、株を下支えしてくれる存在として債券もいっしょも保有しておくとリスクをさらに減らすことができます(ただし、その分、リターンは減ることになるので一長一短ではあります)。

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コツコツお金を増やす投資信託入門

竹川美奈子

老後にお金に困らない生活を送るためには、若いうちからしっかり働き、無駄な支出をおさえることが大切ですが、それだけではお金は十分に貯まりません。では、どうしたらいいのでしょうか? そこでおすすめしたいのが、会社勤めをしながら着実にお金を...もっと読む

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