第12回】経路探索の「ナビタイム」が持つ「目的地」データという宝の山

経路探索・移動ナビゲーションサービスを展開するナビタイムジャパンは、蓄積している膨大なデータとノウハウを武器に、公共交通機関や街づくりのコンサルティング事業に乗り出している。

 人々が移動している様子をマクロ(巨視的)に、あるいはミクロ(微視的)に、データで捉え、分析することで何がわかるか。

 ウェブサイトや携帯電話向けの経路探索・移動ナビゲーションサービス「ナビタイム」は、月間1350万人ものユニークユーザー(複数回訪問した人も1人と数える)を抱える。10年以上にわたって蓄積してきた膨大なデータとノウハウは、公共交通の最適化や街づくりのために活用され始めている。

 まずはマクロ的分析の例。画像は昨年10月13日の16時20分に、経路検索の目的地として入力された場所を色で示したものだ。赤は検索実績が多い地域を示しているのだが、東京23区内や横浜市、さいたま市周辺などに加え、東京都の西部に大きな赤丸ができていることがわかる。

東京23区内や主要都市が「目的地」として検索されている中で急に「飛田給」が"赤丸急上昇"した

 実はここにあるのは京王線「飛田給」駅(東京都調布市)。「味の素スタジアム」の最寄り駅だ。そしてこの日、17時からアイドルグループ・SMAPのコンサートが予定されていた。そのため開演1時間前に、飛田給駅の検索数は普段の何十倍もの数に跳ね上がったのだ。

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