第11回】創業180年の老舗茶屋がデータ分析を武器に酒類に参入

創業180年、京都府宇治市の老舗茶屋である伊藤九右衛門が今年1月、酒類販売に本格的に乗り出した。抹茶とチョコレートが入った「夜半のみどり」の売れ行きは非常に好調。ヒットの背景となったのは、販売データの分析だった。

 創業180年、京都府宇治市の老舗茶屋である伊藤九右衛門は今年1月、酒類販売に本格的に乗り出した。

 抹茶とチョコレートが入った「夜半のみどり」は、予約開始から5日で400本を受注。「売れ行きは非常に好調」(広瀬穣治経営企画部長)と満足げだ。

 このヒットの背景には販売データの分析という裏付けがあった。

 もともと同社は昨年5月に抹茶と純米酒でできた商品をテスト販売した。これが即日完売。だが顧客データや通販サイトのアクセスログを分析すると、驚きの結果が出た。男性の新規客を想定していたが、購入者の大半は30~40代の女性だったのだ。そこで女性向けの「スイーツのような酒」を開発、発売したのである。「今後は抹茶以外のお茶を使った酒も商品化していく」(広瀬部長)と期待を高めている。

顧客データなどを分析した結果、女性向けのチョコ入り商品を開発し、ヒットにつながった

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売れる仕組み 集客の秘密【2】~“個客”を知り尽くせ

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「われわれの事業を知るための第一歩は、顧客は誰かという問いを発することである。次に、顧客はどこにいるか、顧客はいかに買うか、顧客にいかに到達するかを問うことである」と、ピーター・F・ドラッカーは『現代の経営』の中で説いた。インターネッ...もっと読む

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