生後1ヶ月、息子の割礼を乗り越えて—ダーリンはユダヤ人【後編】

今回は、パリでユダヤ教徒の男性と恋に落ち、一児の母となった日本人女性・ゆみさんへのインタビュー後編です。別々の国と文化で育ったゆみさんと彼。二人が初めて文化や価値観の相違にぶつかったのは、生後一ヶ月になる息子の割礼の日でした。その日、ゆみさんはちょっとしたパニックに陥ってしまったそうで……。

今週のパリジャン十色は、前回につづいて、パリでユダヤ教徒のフランス人男性と出会い、未婚のまま出産&子育てをしている日本人女性・ゆみさんのインタビューをお送りします。

前回はゆみさんと彼の出会いや、ユダヤ教徒である彼との生活についてお話しました。今回は、子供が産まれたことで、二人がお互いの違いを目の当たりにした大きな出来事を紹介してみようと思います。

それは、日本人には馴染みのない「割礼」というユダヤ教徒の慣習でした。

赤ちゃんの割礼でパニック

ゆみ 私が妊娠した時、彼に「もし男の子だったら割礼をしたい」って言われたんです。彼自身がそうしたいというよりも、親のためにしてあげたいという希望が強かったみたいです。

「割礼」とは、ユダヤ教やある地域に残る慣習で、生後間もない男の子の性器の皮膚を一部切除するというものです。ゆみさんの彼が、割礼を親のためにしてあげたいというのは、日本でいうところの赤ちゃんのお宮参りに親を招待するような心境と似ているのかもしれません。 とはいえ、もちろん割礼というものに親しみのなかったゆみさんは、それがどういうものか、そして子供にどういう影響があるかなども調べたうえで、彼の希望を受け入れたそうです。こうして、生後一ヶ月の赤ちゃんの割礼の日を迎えました。

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パリジャン十色

中村綾花

“花の都”と称され、雑誌やテレビでもその優雅なイメージが特集されることの多い、フランスの首都・パリ。パンやスイーツはおいしいし、ファッションは最先端だし、歴史ある建物たちも美しいし、住んでいる人もおしゃれな人ばかり……と思いきや、パリ...もっと読む

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コメント

ChikaCaputh ユダヤ教徒の割礼の話。そういえば、うちの子が赤ん坊の頃、ドイツ人ママたちと託児グループを自主運営していて、交代で子どもを見てオムツも替えるんだけど、ある男の子のオムツを替えたとき「あれっ?どうしたの、これ?」と思ったことがあった。 https://t.co/78LRD1U7mN 5ヶ月前 replyretweetfavorite

kabothomas 割礼は、日本人女性だと習慣そのものを知らない人も多いかもなぁ。国際結婚、大変そうだけどバツイチとしては視野に入れたいような気もする。 5ヶ月前 replyretweetfavorite

0501Can @ayakahanさんから @cakes_PR 真性やカントンじゃなければ、割礼しなくれも剥いて洗えばいいのでは? 5ヶ月前 replyretweetfavorite

yayoi_simple "ゆみ 皮膚を切除したことで出血があるということはちゃんと説明を受けていたんですが、予想していたよりも出血が多いような気がした..." https://t.co/fukGB4UHfA https://t.co/TdfeFc7djj #highlite 5ヶ月前 replyretweetfavorite