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第11回】 銀行の秩序は崩壊したのに 旧来型思考のままの銀行員
銀行の秩序は崩壊したのに、銀行員たちは旧来の思考から抜け切れていない。歴史的に銀行と銀行員の関係はどう変化したのか。みずほ銀行出身の作家、江上剛氏に聞いた。
江上 剛(えがみ・ごう)/作家
1954年生まれ。77年早稲田大学卒業後、旧第一勧業銀行(現みずほ銀)入行。97年「第一勧銀総会屋事件」で混乱収拾に尽力。2003年退行。最新刊は『庶務行員 多加賀主水が許さない』(祥伝社)。
「かつての銀行員は理不尽なことも不平や不満も、全てをのみ込んでやってきた。それは銀行が行員に対して、揺り籠から墓場まで、安定したライフプランが立てられるという見返りを保証していたからだ。大手都市銀行でも、大多数の人は支店で日々同じ仕事の繰り返し。見返りを得るために、ひたすら忍耐の日々を送っていた」
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メガバンク、外資系投資銀行、大手証券──。金融業界のエリートたちが、マイナス金利の導入や相場の低迷による本業の崩壊で右往左往している。金融とテクノロジーの融合で、既存の金融機関の仕事が消滅してしまうリスクも現実味を帯びてきた。加速する...もっと読む
著者プロフィール
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