社内政治なくして出世なし!マリオネット病【前編】

エリート美女の河合さんは、「出向先の人間は馬鹿ばかりだ」と不満が止まりません。グチろうと唯一の社内フレンズ・ずんずん先生を訪ねた彼女は、デスクに『社畜ノミコン』と書かれた本を見つけました。なんでもこの本、社内で出世するための方法が書かれた禁断の書なんだそうですが……。

ここは東京、西新宿。

医療器具メーカー・ドブ板メディカル株式会社では、

河合さん「どいつもこいつも死んでしまえばいい……」

そんな物騒なことを言いながら会社の廊下を歩く美女が一人。

提携先からの出向者・河合さんです。

河合さんは、帰国子女で前職はイケイケの外資系コンサルタントでしたが、外資系の医療器具メーカー・ウンタラサイエンティフィックに転職し、その後何があったかはわかりませんが、このドブ板メディカルに出向することになったのでした。

しかし……。

河合さん「本当にこの会社の人たちは馬鹿ばっかりで……なんで私みたいな優秀な人間がこんなところにいなきゃいけないのかしら」

当の河合さんは不満だらけのようです。

河合さん「ずんずん先生、いますか?」

そう言って、河合さんは会社の医務室のドアを開けました。

友達のいない河合さんにとって、医務室にいるメンヘラ産業医のずんずん先生だけが社内フレンズだったのですが……。

河合さん「あれ?」

今日に限ってずんずん先生の姿がありません。

河合さん「使えない……」

邪悪な舌打ちをして、河合さんはずかずかと医務室に入りました。すると、ずんずん先生が使っているデスクの上に、一冊の本が置かれているのに気がつきました。

古びた本の表紙には、

『社畜ノミコン』

と書かれていました。

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自分の会社に不満を抱えている青年、出来内陽太(デキナイ・ヨウタ)。「こんな会社もうやめたい」と日々愚痴っている陽太の前に現れたのは、「産業メンヘラ医」を名乗る謎の女で……!? グローバル企業の実態をおかしく描いた『外資系はつらいよ』で...もっと読む

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コメント

zunzun428 今週も更新されてます。よろしくね! 約2ヶ月前 replyretweetfavorite

HHIKARI7 俺も早く歯車を回す側にいきたい…。 約2ヶ月前 replyretweetfavorite