映画「沈黙ーサイレンスー」を観て感じたこと
先日、日本でも公開されているハリウッド映画「沈黙ーサイレンスー」を観てから、心がざわつく日が続いています。
この原作は日本の作家、遠藤周作が50年前に書いたもので、物語についていえば今から400年ほども前の出来事なのに、まったく遠い過去のものという気がしません。映画の題材となっている、日本人とヨーロッパ人、仏教とキリスト教のどちらも、今の私にとっては身近にあるものなので、双方の視点から観ることができ、共感できました。
そして最近世界が注目しているニュース、トランプ大統領が特定の国の人々をアメリカに入国できないようにした試みが、この映画の中で描かれていることにリンクしているように見えたのです。それは、人と人の「違い」が摩擦を引き起こしている、ということです。
近頃この「違い」がまるで恐ろしいことだと思われたり、理解するのが大変というネガティブな部分ばかりにスポットライトが当てられているような気がします。「違い」が良くないものだ、と勘違いしてしまいそうな空気が充満している今、「違い」を嫌悪するのではなく、どう対応したらよいものなのか。私の身近な「違い」を通して考えてみました。
「違い」のたくさんある国際カップル
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