​恋人選びにこだわりはいらない

かつては高身長、高学歴、高収入の3Kが、恋人選びの条件などと言われた時期がありました。そこまで高望みしなくても、どうしても条件を設定してしまう人は少なくないはず。今回の「ワイングラスのむこう側」は、こだわりを持たない林伸次さんの知人を例に、恋人選びに条件が必要かを考えます。

「年下」と「教師」はダメと言っていた女性

いらっしゃいませ。
bar bossaへようこそ。

先日、ずっと婚活をしている常連のある女性の方から、「林さん、私、彼ができました」と報告を受けました。詳しく聞いてみると、「先日、林さんにも言ったことのある、年下で、高校の教師をしている人なんです」とのことでした。

僕はそれを聞いて驚きました。というのは、彼女はまず「年下ってダメなんです」って言っていたからです。それはまあ、好みが変わることもありますが、もう一つ、「私、お父さんが教師だから、教師やっている人とはどうも付き合えないんです」って言っていたのを覚えていました。

そんな話を冗談ぽく「言ってませんでしたっけ?」と聞くと、彼女が、「はい。そう思っていたんですけど、その私のこだわりって別に何の根拠もないんだなって気がついたら、年下でも教師でも全然関係ないんだってわかりました」とのことでした。これ、その通りだと思いませんか?

「私、やっぱりB型の人とは合わないみたい」とか「文化系の人はちょっとたよりない感じがして無理」って感じで、条件をとにかくたくさん羅列してしまって、自分の恋愛可能ゾーンを狭めてしまっている人っていますよね。でもそれって大体、根拠がないこだわりだったりするんです。

当然ですが、B型の人にも色んなタイプの人がいるわけですし、文化系の人の中にも、ワイルドで俺についてこい的人もいます。だから最初に「B型はダメ」とか「文化系はダメ」って決めてしまうと、結構取りこぼしている可能性があるわけです。

例えば「あなたと恋に落ちる可能性がある年頃で未婚の異性」が、あなたの周りに100人いるとします。で、あなたが「B型はダメ」と「身長175センチ以下はダメ」と「年収が500万円以下はダメ」と狭めていくと、もう30人くらいしか残っていないかも知れないですよね。その「恋に落ちたかもしれなかった70人」の中に、もしかしてすごく会話やセックスや価値観なんかが何もかもぴったりで、大恋愛できる相手がいたかもしれないのに。そういう根拠のない条件はちょっと考え直した方が良いかもしれません。

条件を作らない二人の例
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ワイングラスのむこう側

林伸次

東京・渋谷で16年、カウンターの向こうからバーに集う人たちの姿を見つめてきた、ワインバー「bar bossa(バールボッサ)」の店主・林伸次さん。バーを舞台に交差する人間模様。バーだから漏らしてしまう本音。ずっとカウンターに立ち続けて...もっと読む

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コメント

moe_sugano もうコレ絶対。わたしストライクゾーンめっちゃ広いから(爆)>恋人選びにこだわりはいらない|林伸次 @bar_bossa | 7ヶ月前 replyretweetfavorite

MizzouYoshiko 確かに~。 恋人選びにこだわりはいらない|林伸次 @bar_bossa | 7ヶ月前 replyretweetfavorite

ota21century いい話だな〜。 ​ 恋人選びにこだわりはいらない|林伸次 @bar_bossa | 7ヶ月前 replyretweetfavorite

kasumi_36 なるほど、確かに…。 極端な例ではあるものの、自分が相手の好きなところがわかってればいいってのは確かにそうなんだろうなぁ。 どうしても理想像を求めちゃうけど(笑) https://t.co/TF6cA5A7qM 7ヶ月前 replyretweetfavorite