社会人たるもの、お客様のクレームに真摯に対応してこそ、一人前!
なんですが、あの手この手で、難題を投げてくるモンスタークレーマー…もといお客様がいるのも確か。そんなときに役立つ映画がこの『バクダット・カフェ』です。
アメリカ観光旅行にやってきたある夫婦、ラスベガスに向かう途中で思いっきり夫婦喧嘩をしてしまいます。妻のおばちゃん、ジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は大きなトランクを引きずって、アメリカの広大な国道沿いをあてどもなく歩くハメに。やっとの思いでたどり着いたカフェ兼モーテル。
それがバグダッド・カフェでした。中に入ると目もあてられないほどの寂れっぷり。なんせコーヒーを作る機械が壊れていて客にコーヒーすら出せないんです。カフェなのに。とりあえずジャスミンはここのモーテルに泊まることにしますが、ここの女主人・ブレンダ(CCH・パウンダー)が常にイライラしているんです。
つい今しがた喧嘩して旦那を追い出したばかり。夫婦喧嘩した女同士、仲良くなるのかと思いきや、ブレンダは何も悪くないはずのジャスミンをあの手この手で必死に追い出そうとします。ジャスミンにだけではありません。バーテンにクレーム、娘にクレーム(一応フォローすると、バーテンはあまり働かず、娘はグレぎみ。ブレンダがイラつくのも一理あります)。そんなところにジャスミンが現れたのだからさあ大変。
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