労働トラブルは年間110万件超!
近年、「サービス残業代の不払い」という問題が新聞を賑わすことが増えているようです。
ここ数年だけでも、著名な大手企業においてサービス残業代の不払い問題がクローズアップされましたし、インターネット上にもこうしたサービス残業の悩みを訴える社員の声が数多く見られます。
サービス残業とは、本来は賃金を支払うべき時間外労働について、割増賃金を支払わず、結果として違法にタダ働きさせられている状態を指します。
法律で定められた割増賃金をつけないという事例のほか、そもそも残業時にタイムカードを押させなかったり、家に持ち帰って仕事をさせたりと、その形もいろいろあるようです。
また、労働基準法では経営・労務管理に関与する高給の管理職には残業代を支払わないでよいとされていることから、実際には管理職の権限がないのに管理職に昇格させ、残業代を支払わないようにする、という「名ばかり管理職」についても問題になりました。
ただ、こうしたサービス残業問題はあくまで氷山の一角です。