第1回 会社に“いいように使われない”ための「労働基準法」

実は、経営者も上司も労働基準法のことはよく知らないことがほとんど。
「それって労働基準法的にどうなんですか?」このひと言が、あなたを守ります。
“雇われの身”であるすべての人に必要な自分の身を守る武器、それが「労働基準法」です!

PHPビジネス新書『「武器」としての労働基準法』から、そのエッセンスをご紹介します。


労働トラブルは年間110万件超!

 近年、「サービス残業代の不払い」という問題が新聞を賑わすことが増えているようです。
 ここ数年だけでも、著名な大手企業においてサービス残業代の不払い問題がクローズアップされましたし、インターネット上にもこうしたサービス残業の悩みを訴える社員の声が数多く見られます。

 サービス残業とは、本来は賃金を支払うべき時間外労働について、割増賃金を支払わず、結果として違法にタダ働きさせられている状態を指します。
 法律で定められた割増賃金をつけないという事例のほか、そもそも残業時にタイムカードを押させなかったり、家に持ち帰って仕事をさせたりと、その形もいろいろあるようです。

 また、労働基準法では経営・労務管理に関与する高給の管理職には残業代を支払わないでよいとされていることから、実際には管理職の権限がないのに管理職に昇格させ、残業代を支払わないようにする、という「名ばかり管理職」についても問題になりました。

 ただ、こうしたサービス残業問題はあくまで氷山の一角です。

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この連載について

武器」としての労働基準法

布施直春

サービス残業は当然、自宅でも仕事、会社の命令は絶対…そんな働き方、いつまで続けるんですか?「それって法律違反では?」このひと言が言えるようになるための「法律武装」の知識を、労働問題のエキスパートが明かします。もしかして、自分は会社にい...もっと読む

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コメント

AileenTylor 勉強してみると、意外と知らない事が多いね。 5年以上前 replyretweetfavorite